舗装したコンクリ奥から猫救出、工事の際に地下の狭い場所塞がれる。

2014/11/24 16:54 Written by Narinari.com編集部

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自由奔放に行きたいところへ潜り込む猫たち。自分では降りられないような高い木の上や、車のサスペンションの中に入り込んだりと、人の手による救助を必要とする事態もしばしばだ。そんな猫が、変わった場所から救出されたとして話題を呼んでいる。

ロシア・エカテリンブルク市のアパートに住む住人が、夜な夜なか細い猫の声が聞こえるので、どこかに猫がいるのかと探してみても、姿はいっこうに見えない。おかしな話だと訝しんでいる時に、住人の一人が地所の舗装工事の際に、猫が地下の狭い場所にいたことを思い出した。

猫の鳴き声はコンクリートの奥から聞こえてくることを確認した住人たちは、アパートの工事を担当している人たちに対し、行動を起こしたものの、責任回避などに終始。舗装した道路を再度掘り起こすという頼みも、一存では決められないとして物事は遅々として進まない。そうこうしている間に猫の鳴き声はどんどん弱々しくなってくる。

意を決した数人の住人は、手持ちの道具を持って自分たちで穴を開けようとするも、持っている道具は小さな穴を開けるようなドリル。途方に暮れているところに誰かがスレッジハンマーとメタルスパイクという、いかにもロシアらしい大きな道具を見つけてきて、思い切りコンクリートを破壊した。

開かれた穴からは脱水症状の状態にある猫が現れ、すぐさま保護。飼い主も救助先に現れ感動の対面を果たす。

「10日前から姿が見えなくて、今こうやって助かったことに本当に感謝しています。どうやって過ごしていたのかはわからないですけれど、もしかしたらネズミでもおっかけていたのかしら…」

この救出劇の一部は、YouTubeに投稿された動画「Russia: Cat trapped underground for a WEEK in purrrfect condition」(//www.youtube.com/watch?v=LvJ2c3JIPvs)で見ることができる。

ネットでは「これは猫転送装置の故障だろう」「ネコってやつは本当にかわいいろくでなしだな」「ロシアでは話し合いよりも行動が常に結果を出す」といったコメントが寄せられているようだ。

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