席譲った老人に財布盗まれる、恩を仇で返される出来事にショック。

2014/11/20 19:14 Written by Narinari.com編集部

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中国社会ではしばしば「恩を仇で返す」ような出来事が発生しており、その都度ニュースなどで報じられて物議を醸しているが、このたび、バス車内で老人に座席を譲った男性が財布を持ち去られる災難に遭遇。二重のショックを受けるハメになった。

中国メディア斉魯網などによると、この一件は先日、山東省済南市でのこと。その日の午後1時半ごろ、会社での会議を終えた張振山さんは公共バスK101路線に乗車した。着席した張さんは、スマホを操作するため、財布を座席に置いたそうだ。

張さんはこのことをすっかり忘れてしまい、途中、ひとりの70歳ぐらいの老人に座席を譲る。老人は張さんに勧められるままいったん座席についたが、すぐに次の停留所で下車。その後、張さんは自分が財布を座席に置いたままにしていたことを思い出したが、財布は元あった場所から消え去っていたという。

そのときは老人が財布を持ち去ったかどうかははっきりしていなかったが、周囲の乗客は「老人が持ち去ったに違いない」と主張。財布には現金だけでなく、身分証や大事なカード類が入っていたため、張さんは警察に通報することにした。

その後、警察がバス車内の監視カメラの映像を確認したところ、やはり老人が張さんの財布を持ち去っていたことが判明する。映像には座席から落下した財布を手にする老人の姿が映し出されていたという。

財布を失っただけでもショックな出来事だが、善意で座席を譲った相手が盗んだという現実は、張さんにとってさらなる追い打ちになったようだ。

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