“女性を体験”整形でおっぱい、「ブラジャーは拷問」と日々の苦労痛感。

2014/11/15 16:03 Written by Narinari.com編集部

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女性が毎日どのような経験をしているのか理解するために、ドイツのラジオDJ2人が行った実験が話題となっている。

独紙ホイテや英紙ミラーなどによると、この実験は、ドイツのラジオDJジョンとラシードが自分たちの胸におっぱいを作り、女性の気持ちを追体験しようというものだ。まず、美容整形外科で生理食塩水を700ml注入し、Cカップの美乳を作り出すことに。YouTubeなどでその様子も公開されているが、男性的な胸毛と女性的な膨らみが混在するなど名状しがたい光景が収められている。

食塩水が注入されたばかりのおっぱいは、最初は石のような固さだったが、次第にやわらかくなって本物のような感触に。手術が終わった2人はさっそく女性の下着売り場に出かけてブラジャーを購入するのだが、その着心地に苦痛を訴える。

「ブラジャーは拷問だよ。この怪物を身に着けている全ての女性が金メダルをもらう必要があるね」

その後、彼らはスポーツジムにいって運動を始めたが、好奇の視線で胸元を凝視される人々の反応について抵抗を感じたようで「自分たちが卑小な存在になったような」気持ちを感じたと伝えている。

彼らにとって幸運なことに、生理食塩水の効果はほぼ24時間で減少し始め、48時間後にはすっかり元通りの身体になった。手術にはあざや炎症といった幾つかのリスクはあると説明されていたが、今回の実験では全く無傷だったそうだ。

この実験について、ラジオ局のSNSでは多くのコメントが寄せられており、「女性を尊重しようとする意図はわからないでもないけれど、本質にはたどり着けないのではないか」「大きな事故も招きかねない試みだ」「なんておバカなんでしょう!」「次は妊娠の状態で仕事をしてみて」と議論が紛糾しており、問題提起としての意義は果たしたと言えそうだ。

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