12年ぶりのロック様来日に熱狂、主演作「ヘラクレス」ジャパンプレミア。

2014/10/20 05:40 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


“ザ・ロック”としてプロレス界の頂点に上りつめた後、俳優としても興収ランキングNo.1に輝く活躍を見せるドウェイン・ジョンソンが10月19日、主演最新作「ヘラクレス」のジャパンプレミアのため12年ぶりに来日。レッドカーペットには自製のボードやWWEのベルト、劇中のネメアの獅子を模した着ぐるみを用意したドウェインファンなど、約500人が集結した。

熱気が立ち込める中、ドウェインがレッドカーペットに登場すると、会場からは「ロック!ロック!」と拳を大きく突き上げながらの歓声。ドウェインは満面の笑みで握手やサインに応え、ファン一人一人と熱い交流を行った。

舞台挨拶では、数々の名勝負を実況してきた辻よしなりが会場を盛り立て、鳴りやまぬ“ロックコール”の中、ドウェインが監督とプロデューサーと共に登場。まず、ブレット・ラトナー監督が「日本で初めて見ていただく皆さんに今日は楽しんで欲しい! 心の師、黒澤明の作品をたくさん勉強して本作を作りました。ハリウッド最大の英雄ドウェインが主演をするということでCGなどには頼らず、セットも最大規模! 神話を知らなくても楽しんでもらえるエンターテイメント作品になった」と本作の制作秘話を語った。

プロデューサーのボー・フリンは「ドウェインなくしてヘラクレスは撮れなかった。彼がヘラクレスという役を自分のものとするところが見たかった」とドウェイン起用の熱い思いを吐露。

ドウェインは「日本に来られて嬉しい。アントニオ猪木やタイガーマスクに憧れて育った。プロレスを始めたのは日本の影響がとても大きい。また、東京ドームでとても良い試合をしたことも記憶に残っている」と挨拶し、「ヘラクレスには5歳の頃から屈強な肉体や自分の力ですべてことを成していく姿に憧れていた。監督、プロデューサーと3人で長きにわたって計画し、『スーパーマン』にもインスピレーションを与えた“最古のヒーロー”ヘラクレスを作り上げた。コアトレーニングを1年行い、見た目から作り上げ、さらに強い自分になる!というインスピレーションを与えられたらと思い演じた」と今作への想いを明かした。

また今回のジャパンプレミアでは、ドウェインが自身のツイッターで観客200人をサプライズ招待するという、太っ腹なファンサービスも実施。熱心なファンから「WWEの時と俳優の時ではトレーニングの仕方も違うのですか?」と質問されると「その通り! WWEの時は年間250〜350試合をこなすため、きついトレーニングをしていたが、映画では肉体を保つためのトレーニングに切り替えた。クレイジーとよく言われるが、早起きが好きなので4時に起きてトレーニングしているよ!」と答えた。

女性ファンからスキンヘッドについての質問が飛ぶと、ドウェインから「触ってみたいかい?」と舞台に上げ、ハグをするというサプライズに場内は大歓声。

スペシャルゲストとして、ドウェインの第二の故郷・ハワイで育ち、ドウェインの高校とライバルの学校に通っていたという、ドウェインの大ファンのタレント・すみれが神話の女神を思わせる純白のドレスで華麗に登場。

「本当にドウェインはパーフェクト!戦っているときはとてもかっこいいのに、心はピュアでとても優しい! この映画を観てさらに大好きになった!」と女性ならではの視点で本作の魅力を語った。

イベントの終盤には「おいおい!誰かを忘れていないか〜!史上最強は俺だ!!!」と日本マットから武藤敬司がサプライズで乱入。12年ぶりの再会となる2人。武藤は「いや〜ずっとお会いしたかった。映画の公開をお祝いしに来ました」と握手を求めると、ドウェインも嬉しそうに「グレート・ムタにお会いできて本当に光栄です。プロレスラーの家系で、祖父もグレート・ムタと試合をしていたり、本当に影響を受けました。ピープルズ・エルボーも……」と言うと、武藤は自身のフラッシング・エルボーという技を真似たドウェインの必殺技ピープルズ・エルボーについて、すかさず「ロイヤリティが欲しい!あの技、何回使いました?(笑)」と切り込んだ。これにはドウェインが「オンリーワン!」と言い場内は爆笑の渦に。

最後は、劇中さながらの熱い闘いに興奮が冷めやまないファンをバックに、フォトセッションが行われた。ドウェインの「ヘラクレス〜!」という掛け声で場内満席のお客さん約600人が「最強〜!」と雄叫びをあげるなど、大迫力のイベントとなった。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.