女優の鈴木砂羽が、CSの女性向けチャンネル「LaLa TV」で放送されるオリジナルドラマ「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」で監督に挑戦していることがわかった。放送は1stシーズンが11月4日にスタートする。

鈴木は本作に出演オファーがあった際に、監督デビューを自ら希望し実現。本作では監督としてだけでなく、別の回では主演することが決定している。

初監督作品の気になる主演には、今夏、壇蜜主演で放送された話題作「アラサーちゃん」で“非モテちゃん”を演じた、お笑いコンビ・たんぽぽの川村エミコを起用。本作では初の単独主演、初の役名（主人公の幸子）のあるキャスティングで、まさに“初ものづくし”となった。

鈴木監督は、何度も同じ長セリフに葛藤する姿をみて、川村の根性とガッツを感じながら、演出をつけていく中で「（彼女の）120％のスキルを引き出した！」と感じたそう。そんな好演も見どころとなっている。

今回の監督について、鈴木は「最初は色々と不安で考えすぎたところもあったんですが、性格的に『なんとかなるっしょ』という気持ちで現場に入って、私の思い付きやその現場でのアイディアがわいてきて、俳優のみなさんやスタッフのみなさんにはご迷惑をおかけしたかと思います。役者の立場でも、私としてはとっても満足した良いお芝居と良い画が撮れたと思います。これも一重に皆さんのおかげです。一人であなにもできないということをこうやって形にしてくださった皆さんに感謝いたします！ありがとうございました！！」とコメント。

また、川村も「普段あまりしゃべらないのですが、今回は（劇中で）普段の1週間分くらい話したんじゃないかと思っています。そして、今回は（鈴木）砂羽さんが監督ということで、『こうやったらいいんだよ』と女優さんとしても、とってもわかりやすく教えていただきました。正直どこまでついていけたかは、不安ですが……今度こっそり聞いてみようと思います（笑）。監督のおかげで楽しく撮影を行うことができました。プロポーズされない方、これからご結婚される方にも良い部分も悪い部分も見られると思いますので、自分と照らし合わせながら楽しんでいただければと思います」と撮影を振り返っている。

また、脚本は2015年に「天空の蜂」（原作：東野圭吾／監督：堤幸彦/出演：江口洋介、本木雅弘ほか）を控える、楠野一郎氏が担当した。川村主演回は12月23日（火）24時から、鈴木主演回は1月6日（火）24時から放送する。