10月7日、WOWOWで放送の池井戸潤原作ドラマ「連続ドラマW 株価暴落」の完成披露試写会イベントが行われ、主演の織田裕二をはじめ、高嶋政伸、瀬戸康史、石橋凌、板尾創路が登壇。役作りや撮影中の裏話、さらにタイトルにちなんで“共演者の株が上がった、または下がった瞬間”などのトークで会場を盛り上げた。

「空飛ぶタイヤ」「下町ロケット」に続くWOWOW×池井戸作品のコラボ第3弾となる「株価暴落」は、爆破テロの標的にされた経営再建中の巨大スーパーを巡り、銀行員たちの思惑が激しくぶつかり合う、金融ドラマ×企業サスペンス×警察ドラマとさまざまな顔を併せ持つエンターテインメント作品。

本作の主人公、組織の理論に染まらず、自らの信念に忠実に突き進む熱き孤高のバンカー・坂東を演じるのが、WOWOWドラマ初出演の織田だ。まずは、念願のオファーに「やっと来たな！このチームとやれることに興奮しました」と喜びを語り、「それぞれのキャラが立っていて、楽しめるドラマ。秋にぴったりの大人のエンターテイメントに仕上がりました。見終わった後、“もう一丁やってやるか”という気持ちになれる作品です」と、自信を持って見どころを語った。

おなじみの白いタキシードで登場し、会場の笑いを誘った板尾が演じるのは、爆破事件を追う刑事・野猿という重要な役どころ。捜査のため、登場人物ほぼ全員と共演シーンがあったそうで、「僕はいろんな人と絡むから、物語の空気を一番感じられたかな。いい感じの尺と中身のドラマです」と感想を語った。

ところが“共演者の株が上がった、または下がった瞬間”についてのトークでは、「全員ストップ高です」という織田から、「唯一、板尾さんだけストップ安（笑）」との発言。理由は「現場では、渋くてハードボイルドな刑事だったのに、今日はあまりにもイメージが違うから」とのこと。裏を返せば、板尾が演じた刑事・野猿が、普段とは別人のようだったということ、とも言えそうだ。

「連続ドラマW 株価暴落」（全5話）は、WOWOWで10月19日（日）夜10時から放送。第1話は無料。