アップルパイ専門店のたい焼き、1個360円でも飛ぶような売れ行き。

2014/10/07 13:16 Written by Narinari.com編集部

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手作りアップルパイ専門店「マミーズ・アン・スリール」は今年9月から、大丸東京店内の店舗で、“パイ生地”で作る「パイたい焼き」を発売した。すると、これが丸の内OLに大ウケ。小さな工房では生産が間に合わないほど、好調な売れ行きを見せているそうだ。

アップルパイだけではマーケットが頭打ちだったこともあり、同店は新たな目玉商品としてたい焼きに着目。添加物を使わず、手作りで丹念に焼き上げるアップルパイ専門店ならではのこだわりサクサク生地はそのままに、中身をリンゴからあんこに変えて焼き上げた。

あんこには北海道産の高級大粒あずきを100%使用。それを4層のパイ生地で丹念に包み込んでおり、原価は実に一般的なたい焼きの約5倍もかかっているという。

たい焼きとしては異例の1個360円という高価格だが、そのプレミアム感が逆に人気に火を付け、発売以来、連日完売が続いている。また、現在は大丸東京店のみでの取り扱いだが、全国の百貨店からも注文が寄せられているそうだ。

ちなみに、この「パイたい焼き」、開発時の最大の課題は、手みやげ客にも対応できるように「時間がたってもサクサク感を持続させる」ことだった。

あんこを包むと、最初はサクサクのパイ生地が、時間経過と共に水分を吸収し、生地がシットリとしてしまう問題が判明。通常はサクサク感を出すためにショートニングオイルなどを使うが、なんとか添加物を使わずにヘルシーなもので代用できないか?――との想いで開発を重ねた結果、たどり着いたのが“こんにゃく”だった。生地にこんにゃくを練り込むことで水分を吸収し、サクサク感を持続させることに成功したという。

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