故ジョン・レノンのギターがオークションに出品され、落札価格は100万ドル（約1億1,000万円）となる見込みのようだ。

ザ・ビートルズが「ペイパーバック・ライター」をレコーディングした際にジョンが使用したというグレッチ6120は、ジョンの従兄弟であるデヴィッド・バーチの手に渡っていたが、今回デヴィッドがTracksAuction.comに出品した。

自身でバンドを組みたかったというデヴィッドは、ビートルズがロンドンの有名スタジオ「アビー・ロード・スタジオ」で同ヒット曲をレコーディングした1年半後の1967年11月、ジョンにそのギターを欲しいと頼んだそうだ。

「俺はジョンに余っているギターをくれっていう厚かましいお願いをしたんだ」
「スタジオに置いてあった青のフェンダー・ストラトキャスターを狙っていたんだけど、ジョンはこのグレッチの方がいいっていてくれたんだよ」

オークション主催者側は、このジョンのギターがここ30年間で「最も重大なアイテムの1つ」であると説明している。今回のオークションではこのギターのほかにも、サイン入りの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」やビートルズの前身バンドとして知られるザ・クオリーメンのロッド・デイビスが使用していたバンジョーなど、100点以上を超えるビートルズ関連アイテムが販売されることになる。

オンラインでの入札は11月14日に開始となり、最終的なオークションは同23日にロンドンにあるル・メリディアン・ホテルで行われる予定だ。