「助けて」大金輸送で精神崩壊、「強盗に襲われる」と高速で立ち往生。

2014/09/24 20:25 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、ある会社員の男性が社長に頼まれて“大金”を運んでいる最中に精神不安定となり、高速道路で立ち往生する出来事があった。男性は「こんな大金を運んでいたら強盗に襲われちゃうよ」といてもたってもいられなくなり、警察に助けてもらうしかなかったのだという。

中国メディア網易新聞などによると、この一件は9月16日、江蘇省で起きた。同日午前10時ごろ、高速道路をパトロールしていた徐州交通警察は1台の黒い乗用車が停車しているのを発見。三角表示板などが設置されていなかったことから不審に思い、運転手に事情を聞くことにした。

すると、運転手の男性は「やっと来てくれましたか! 私は怖いんです!!」と突然意味不明な言葉。状況をいまいち判断できない警察が「どうしてこんな場所で停車しているのか」と問い質すと、運転手は「とても怖い」と言いながら、その理由を切々と語り始めた。

運転手の話では、車内には社長からの急用で持って来るように頼まれた現金30万元(約533万円)を詰めた袋があり、「お金が少なくなるのではないか」「こんな大金を持っていたら強盗に襲われちゃうんじゃないか」といった不安が募り、道中何度もお金を確認したりしているうちに頭がぼんやりし始め、ついに走れなくなってしまったそう。

そのため、車を高速道路に停車させ、警察が助けに来てくれることをひたすら待っていたそうだ。運転手は河北省から江蘇省までのかなりの道のりを運転しなければならず、その間ずっとお金のことを心配していたため、“精神崩壊”に繋がったものと見られている。

最終的にこの運転手はパトカーに護送され、無事に待ち合わせ場所へお金を届けることはできたそうだが、やはり罰金と減点処分は免れなかったという。

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