飲料の“香り”実感の紙コップ、ポリエチレン由来の特有の匂いをカット。

2014/09/19 09:32 Written by Narinari.com編集部

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日本製紙と日本デキシーは9月18日、紙コップ特有の匂いを極限までカットし、飲み物本来の香りと味を楽しめる、ワンランク上の紙コップ「PREMIUM」を開発したと発表した。

「PREMIUM」は、同社がアグリ事業を通じてお茶業界と携わる中で、お茶の試飲に紙コップが使われる機会が少ないと判明したことがきっかけで生まれた製品。それは、紙コップに含まれるポリエチレン由来の臭気が少なからずあることが、繊細な香りを大切にするお茶にとって、紙コップの便利さ以上に課題となっていたためで、飲み物本来の「香り」「味」を実感することのできる新たな紙コップの開発への取り組みを始めた。

また近年、飲料をはじめとしたフレーバー製品が増加するなど、「香り」に対するニーズは高まってきていることも一因だという。

そして完成したのが「PREMIUM」だ。開発にあたって実施した官能テストにおいても、およそ8割の人が従来の紙コップと比べて「飲み物本来の香りを実感する」と回答するなど、はっきりと違いが分かるものに仕上がった。

この「PREMIUM」は、プラスチック製のコップと比べて耐寒・耐熱性能にも優れているため、香りを大切にするお茶だけでなく、お酒の試飲会、飲料・食品メーカーの官能テストや薬品メーカーの開発用などさまざまな用途で使用できる、とのことだ。

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