昨今、中国産の食べ物に対する不安が広がっていますが、中国の大手検索エンジンを運営する百度(バイドゥ)が先日、「食品の安全性をテストできる」という“ハイテク箸”を考案、開発したと発表しました。
百度のロビン・リーCEOによると、現時点で開発中の試作品は「食品油の新鮮度、温度、カロリー、そしてPH度」を測定し、スマートフォンのアプリを使って表示することが出来るそう。将来的には油だけでなく、水分やその他の食べ物の安全性やさまざまな情報を、食べ物に触れるだけで測定できるように、機能を追加していく予定だそうです。
ただ、このハイテク箸は、現在のところまだコンセプトモデルの段階。大量生産の予定や販売された場合の価格などは何も決まっておらず、実際に使われるようになるには時間がかかる模様です。
それでも自分や家族の口の中に入る食べ物がどれだけ安全なのか、常に気にしなければならない中国においては、一刻も早い市販が望まれる商品と言えそうです。