日本への“零戦里帰り”実現へ、米国から9月4日に横浜港に到着予定。

2014/09/01 20:15 Written by Narinari.com編集部

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ゼロエンタープライズ・ジャパンは9月1日、米国法人Zero Enterprise Inc.所有の「零式艦上戦闘機=零戦」が、9月4日に横浜港に到着し、日本への“里帰り”が実現すると発表した。すでに8月20日(米国時間)に米シアトルのタコマ港を出港しており、日本に向かっているという。

現在、飛行可能な零戦(当時の機体を復元した機体)は世界に5機存在するといわれ、そのすべてが米国に駐機されている。この5機のうち日本人が所有する機体は、Zero Enterprise Inc.の石塚政秀CEOが所有する機体のみだ。

今回の“里帰り”プロジェクトは2012年9月に報道発表、2013年秋の実現を目指していたが、「様々な課題の解決に想定外に時間を要した」ため、このスケジュールになったそう。横浜港到着後も通関や物流、保管場所など複数のハードルを越える必要があるが、飛行可能な状態にレストアされた零戦を継続的に日本国内で管理・保管することが可能になれば、第二次世界大戦後で初めてのこととなる。

ゼロエンターはまず、2015年の終戦70周年に向けて、地方自治体、民間でのイベント、航空ショーなどを開催することを目指しているとのこと。そして将来的には現在米国に所属しているこの機体を、日本国内で永続的に維持保管できる道筋を模索していくという。

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