球場でボール捕り続けて24年、これまでに7,500個以上集めた“名物男”。

2014/08/14 16:05 Written by Narinari.com編集部

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野球が好きで、選手のカードやグッズを集めているというコレクターは数多くいるだろうが、米国のある男性が集めているのは、試合で実際に使用されているものを中心としたボール。1990年からメジャーリーグの試合に出向いてはスタンドに飛んでくるボールを捕り続けている彼は、これまでに7,500個以上も集めたそうで、目標の1万個を目指していまも球場へ通い続けている。

英紙デイリー・ミラーなどによると、この男性はニューヨーク・マンハッタンに住んでいる、36歳のザック・ハンプルさん。野球は決して「上手じゃなかった」という彼だが、フライを捕るのは「他の人よりうまい」と豪語する彼は、少年だった24年前からメジャーリーグの試合が行われる球場へ足を運んでは、飛んでくるボールを次々に捕球し集め続けているという。

彼のブログサイト「The Baseball Collector」によれば、これまでに集めたボールの数は「7,553個」(8月14日現在)。デイリー・ミラー紙には「7,537個」と紹介されているから、彼は取材を受けてからの数日間で、さらに16個のボールを新たに増やしたようだ。

一般的に球場でボールを捕る機会は、ホームランやファールが自分のところに飛んできた時などが考えられるが、彼の場合はほかにもいろいろと努力をしている様子。8月12日付でYouTubeに公開された、ハンプルさんを紹介する動画「Man Owns Thousands Of Baseballs Caught At Games」(//www.youtube.com/watch?v=TEzohHuWjSw)を見ると、彼は試合が始まる時間よりもかなり早く球場に入り、スタンドに飛んできたボールを捕りに行くだけでなく、練習している選手に頼んで直接投げてもらったりもしている。

つまり、自分からも積極的にボールを集めに走り周るのがハンプルさんのやり方。ただ、試合中もボールが上がったのを見れば、その瞬間に「走り出して」観客たちの間を縫いながら捕球をしに行くそうで、彼の場合は野球観戦というよりも「ボール観戦」をするために球場通いをしている感じだ。

しかし、24年間に7,500個以上も溜まったということは、1年で平均300個以上は集めている計算になり、彼がボールを捕るのに長けているのは間違いない。そして目標の1万個を目指して、いろいろな球場へ足繁く通い、がむしゃらにボールを捕りに行き続けた努力によって、現在の彼の“ボールコレクター”としての地位が確立されたというわけだ。

今では、メジャーリーグファンの間でも知る人ぞ知る存在になっているハンプルさん。彼には、3歳の時から続けているという“輪ゴムボール製作者”としての顔もあり、とにかくボールと関わりを持つ運命にあるようだ。そんな彼は球場でボールを捕る秘訣について問われ、「飛んだ時に適切な場所にいること」と答えている。

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