煙草消さずバス運賃箱にポイッ、車内に煙が漂い乗客は一時騒然。

2014/08/06 18:11 Written by Narinari.com編集部

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最近、中国ではバスが放火されたり、爆発したりと物騒な事件が相次いでいるが、先日、ひとりの乗客が火がついたままタバコを運賃箱にポイ捨てする出来事があった。車内には煙が漂い、乗客は一時騒然となったという。

中国メディア大河網などによると、この一件は7月下旬、河南省鄭州市を走る公共バス車内で起きた。その日の朝、路線バス40番線の運転手・劉さんは始発駅の黄岡寺場を出発。バスが鄭州航空工業管理学院に着くと、ひとりの中年男性がタバコを手にしたまま乗車してきたという。

劉さんはすぐに男性に向かって「車内は禁煙です。タバコを消した後に乗車してください」と注意したが、男性は予想外の行動に出る。劉さんの目の前でタバコを何度か吸い込んで煙を吐き出しただけでなく、そのまま手にしていたタバコを運賃箱にぽいっと投げ入れてしまったのだ。

この一連の流れを目にしていた劉さんと乗客は唖然。もちろん、運賃箱には紙幣などが入っており、発火する恐れもある。実際、運賃箱の中からは煙がゆらゆらと流れ出してきたそうで、劉さんや乗客が自分たちの水筒の水を慌てて運賃箱に入れ、大ごとにはならずに済んだ。

その後、男性の行動に怒った劉さんは警察へ通報。男性は自分の非を素直に認め謝罪したため、注意だけで済むことになった。

ただ、今回の一件は場合によっては大惨事を引き起こしかねない出来事だっただけに、関係者は気が気でない様子。バス会社の関係者は「タバコを吸いながら乗車してくる人はときどきいますが、普段であればみんな協力的で、すぐに指示に従ってくれるのですが……」と話し、驚きを隠せずにいるという。

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