20年前の写真に偶然婚約者の姿、“運命”で結ばれていたカップル。

2014/08/04 17:27 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


今からちょうど20年前、ある英国人男性は家族やいとこと共に出かけた海水浴場で、1枚の写真を撮っていた。それは祖父が撮影したという、砂で遊ぶ子どもたちと後ろで見守っていた両親らを収めた、彼ら家族だけの記念写真。ところが最近、男性が婚約者を連れて祖父母の家に行った際、その記念写真に、当時はまだ全くの“赤の他人”だった幼い頃の彼女が写り込んでいたことがわかり、皆驚いているそうだ。

英ニュースサイトのケント・オンラインや英紙メトロなどによると、思わぬ形で相手との運命を実感したのは、英南西部コーンウォール州に住む26歳のニック・ウィーラーさんと、25歳のエイミー・メイデンさんの新婚夫婦。7月26日に彼女の故郷である同州マウスホールの教会で結婚式を挙げたばかりの2人は、遡ること数週間前、揃って彼の祖父母の家へ遊びに行ったという。そして祖父が撮った、幼い頃の彼の写真を収めたアルバムを見ていると、彼女が目を留めた1枚が出て来た。

その写真は、1994年に6歳のウィーラーさんが家族やいとこと共に、マウスホールの海岸を訪れた時に祖父が撮影したもの。ただ、当時英南東部のケント州に住んでいた彼ら家族は、休暇旅行先として訪れただけだったそうで、現地に知っている人などは当然ながらいなかった。

そして一緒に行っていた祖父は、子どもたちを見守る両親らをバックに、砂浜で遊ぶウィーラーさん兄妹といとこ兄妹の4人を撮影。そこに偶然、地元のその海岸へよく遊びに来ていたという5歳のメイデンさんも、彼らの左後ろでカメラに顔を向けるようにして写りこんでいた。

もちろん当時は、彼らの家族の間でも「決して会話はなかった」という、赤の他人同士。ウィーラーさん家族は、翌1995年にケント州からコーンウォール州へ引っ越したというものの、2人が本人同士は初めてのつもりだった“2度目の出会い”を果たすのは2005年、同じ学校に通っていた時だったそうだ。その後、順調に交際を重ねながらお互いに成長し、英軍隊員になった彼と教師になった彼女は、3年前から同居生活を始めて、昨年婚約したという。

そして、思い出の海岸のすぐそばで開かれた結婚式の直前、まるで将来の運命を示すような“初めての出会い”を収めていた写真を見つけた2人。そのエピソードは彼ら2人だけでなく、後に写真を披露した結婚パーティーに集まった家族や友人たちも驚かせたそうだ。

式の後、米フロリダへ新婚旅行に向かった2人は、帰国後すぐにウィーラーさんが「2か月半の任務でカナダへ向かう」ため、しばらく新婚生活はお預けとなりそうだが、ずっと昔から運命づけられていた彼らなら、離れる時間はたまにあっても、幸せな結婚生活を築いていけるに違いない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.