アーノルド・シュワルツェネッガーが7月30日、67歳の誕生日を迎えた。これまで「ターミネーター」シリーズをはじめ、「プレデター」「コマンドー」「コナン・ザ・グレート」などの名作を世に送り出し、2011年に米カリフォルニア州知事の任期を終えたあとも「エクスペンダブルズ」シリーズや「ラストスタンド」「大脱出」など、精力的に活動を見せてきたシュワちゃん。古希まであと3年、そんな67歳ならではの“スゴイ”をいくつか見ていこう。

◎スゴイ1 “マイナス20歳”のボディキープ

シュワちゃんはもともと、世界No.1クラスのボディビルダー。15歳の頃からボディビルに打ち込み、ミスター・ユニバースなど数多くのタイトルを獲得するほどの実力で、俳優に転向してからも、その圧倒的なボディを数多くの作品で披露してきた。

その姿勢は67歳になっても全く衰えを見せず、来年全米公開予定の映画「ターミネーター： ジェネシス（原題）」に出演するにあたり、体を鍛え直したとのこと。「今でも気分は45歳」と豪語する彼は、「一日も欠かさずトレーニングするんだ。俺にとっては、それも人生の一部って感じさ」と、この年齢にして、このボディをキープする秘訣を明かしたという。


◎スゴイ2 この歳で、新境地

シュワちゃんと言えば、なんといっても印象強いのが唯一無二のパワフルアクション。一部からは彼の演技に厳しい意見もある中で、世界中のファンを魅了し続けてきた世界最高の大スターであることは紛れもない事実だ。

最新作「サボタージュ」では、麻薬戦争の神とも称され米国の麻薬戦争において多大な功績を挙げてきたDEA（麻薬取締局）最強の特殊部隊を率いるリーダー、ジョン・ウォートンを演じる。屈強な外見と、不屈の精神から仲間から“ブリーチャー（破壊屋）”の異名を持つが、そんな外見からはうかがい知れないダークなトラウマを内に秘めた、善と悪の二面性を併せ持つ複雑なキャラクターだ。

殺しのターゲットにされたチームの面々が同時に容疑者でもあるという怪奇的な状況のもと、一挙手一投足に何か“裏”を感じさせる演技力は、67歳にして新境地を切り開いている。

◎スゴイ3 今後も話題作への出演目白押し

67歳といっても、現役の一線で活躍するシュワちゃんは、今後も出演作がズラリ。11月にTOHOシネマズみゆき座ほかで公開される「サボタージュ」をはじめ、同じく11月には「エクスペンダブルズ3」、2015年7月全米公開の「ターミネーター： ジェネシス（原題）」、2015年全国公開予定（全米では2014年11月公開予定）の「マギー（原題）」などが続く。その勢いは止まるところを知らない。