ネットで手軽に人と繋がることができる今のご時世、便利な反面、不適当な投稿や間違った相手への送信から、窮地に陥る状況を作ってしまう人も少なくない。最近、そんなピンチを自ら作ってしまったのが、米国のある女子大生。彼女はTwitterで恋人に送ろうとした自分のヌード写真を、誤って父親に送信してしまった。その後、送ったテキストの削除方法を教えて欲しいとツイートした彼女は、一連の経緯や父親の反応などをTwitterや画像共有サイト「Instagram」上で明かし、大きな注目を集めたそうだ。
米紙ニューヨーク・デイリーニュースや豪ニュースサイト・news.com.auなどによると、この騒動を起こしたのは、カリフォルニア州イングルウッドに住む23歳の女子大生。7月8日、突然「OMG HOW DO YOU CANCEL A TEXT MESSAGE !!(どうしよう、どうしたらテキストメッセージを取り消せるの)」とツイートした彼女はその直後、彼氏に送るつもりだった自分のヌード写真を「父親に送っちゃった」と理由を説明し、瞬く間に多くの人から彼女のツイートに注目が集まった。
それから、父親からの反応もTwitter上で紹介し出した彼女。間もなく、父親からは何度も電話がかかって来たようで、怒られるのを恐れた彼女が出ないでいると、「こんなの送って来てどういうつもりだ?」「電話に出ろ」などと連続でメッセージが送られてきたと、画像で紹介している。その後のツイートを見ると、結局彼女は電話を切ってその日の夜をやり過ごし、ほとぼりが冷めるのを待とうと考えたようだが、世の中そうは甘くなかった。
よほど彼女の浮かれた行動を見過ごせなかったのか、父親は翌日になって娘の自宅を訪問。するとこの娘は、「開けられなかった」ドアの向こうから始まった父親の説教までも動画で撮影し、Instagramで公開してしまう。時に激しくドアを叩きながら、怒りを露わにして問い詰めてくる父親の声に、彼女もただ耳を傾けるしかなかったようだが、その様子を動画に撮って紹介するところを見ると、本当に父親の気持ちを彼女が受け止めたのか、その点はやや疑問かもしれない。
彼女のツイートを知ったユーザーたちの中には、そんな印象を抱いた人も少なくなかったようで、一連の彼女の投稿に対して「派手な宣伝活動」「いたずら」との批判も少なからず寄せられたそう。ただ、「私たちからすれば、今度は何したの?って感じ」という友人のツイートもあり、もともとおっちょこちょいな彼女がまたやらかした、と仲間内では受け止められているようだ。
一応、「とても恥ずかしい」「もうヌード写真は絶対送らない」と反省はしている様子の彼女には、今後また自分が恥をかくような出来事を起こさないように、今回の出来事からしっかり教訓を学んで欲しいところだ。