まだ1歳半の男の子・カーターくんには、生まれたときから親密な、頼もしい“家族”がいる。家では彼より先輩にあたる、トービーという名の愛犬だ。仲良しの彼らは常に寄り添い、一緒に行動しているそうで、そんな彼らの日々を両親が撮影した写真の数々が、いま、多くの人から注目され評判となっている。
英紙デイリー・メールやメトロなどによると、カーターくんとトービーの写真を紹介しているのは、米インディアナ州インディアナポリスに住む、ジェイク・クラウチさんとデヴィンさん夫妻。2011年に結婚した2人は、その年の6月にトービーを引き取って家族を増やすと、それから1年ほど過ぎた2012年10月に息子のカーターくんをもうけた。そして、出産を終えた母デヴィンさんが息子を連れて家に帰って来たとき、トービーが新しい家族へ強い関心を寄せていることに気が付き、いまに続く彼らの写真を撮り始めたという。
それらの写真が紹介されているのが、その名も「カーターとトービー」というタイトルが付けられたブログ(//carterandtoby.com/)やInstagram(//instagram.com/carterandtoby)。まだ首の座らないカーターくんに頭を乗せるなど、最初から彼を可愛がっていた様子のトービーについて、デヴィンさんは妊娠の頃から「何か世界が変わると分かっていたようだ」と話している。そして新たな家族を迎え入れたトービーは、まさに息子の「保護者」となり、常に寄り添うように生活を共にするようになったそうだ。
そんな頼もしい家族の“先輩”の存在を、カーターくんもすんなり受け入れた様子。デヴィンさんは愛犬を「信じられないほど忠実で我慢強い」と評し、いまでは家族として大きな信頼を寄せているようだが、トービーの視点で綴られたブログの中には当初「噛まないように訓練された」との説明もあり、息子と愛犬の絆は素直なトービーの性格と、両親の努力によって生まれたとも言えそうだ。やがて、仲良しな彼らの姿を日々撮影していた母は昨年からInstagramで、今年にはブログも開設して、写真を紹介し始めた。
現在はInstagramを中心に更新されているが、常に仲良く並ぶ彼らの“成長記録”と言える写真の数々は、徐々に多くの人から注目を集めるようになり、評判になったとのこと。当初、世間に動物の引き取り推進を訴えるために活用するため、Instagramのアカウントを取得した母デヴィンさんは、息子と愛犬の写真で多くの関心を集められた現状に満足しているそうで、彼らの絆を見られる喜びを「世界と共有できるのが素晴らしい」とも話している。