貧乏でフラれ7年後に大金持ち、元カノに「映画館4館貸切」伝える。

2014/06/30 09:35 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、ある男性が元カノの関心を引くために、大金を投じて映画チケットを買い占めるという出来事があった。この男性はかつて貧しい暮らしをしており、元カノを映画館に連れて行けなかったことを長く後悔。しかし現在は事業で成功し、映画館に連れて行ける“身分”になったことを伝えるため、この大胆な行動に出たのだという。

中国紙法制晩報などによると、北京で暮らす汪さんは先日、公開されたばかりの映画「トランスフォーマー/ロストエイジ」の映画館4館分のチケット1,600枚を25万元(約410万円)かけて一括購入した。同時に、自身の微博(中国版ツイッター)で購入した映画チケットを希望者にプレゼントすると告知。それを拡散してくださいとお願いした。

汪さんのこの試みは瞬く間にユーザーの反響を呼び、希望者が殺到。締切までの間に投稿は11万回リツイートされ、35,000以上のコメントがついた。そして、その中から晴れて1,590人のユーザーが映画チケットに当選することになったという。

これを金持ちの単なる道楽と言ってしまえばそれまでだが、汪さんには汪さんなりの事情があった。

汪さんには7年前に別れた彼女との忘れられない苦い思い出があった。当時はお金がなく、デートで映画館に連れて行くこともできなかったほど。しかも、それがきっかけで別れることになってしまった。以来、汪さんはこの思い出を胸に仕事に励むようになり、上海で起業。気が付けば月50万元(約820万円)も稼げる“身分”にまで成長した。

そして、自分の成長した姿を元カノに知ってもらいたいと思い、今回の行動に出たというわけだ。

結果として、ネットユーザーの協力のおかげで、汪さんは無事に元カノとも連絡がついたそう。自身の微博を更新し、「探し人とは連絡がつきました。でも(元カノと別れてから)すでに長い時間が経過しており、すべては雲と煙のように過ぎ去りました」と記し、決して復縁したわけではないことを明かしている。

なお、補足だが、欧米のメディアはこの話題を“いい話”のように伝えているところが多いが、中国内ではこの一連の出来事に関して、男性か映画館、あるいは双方の“自作自演”を疑う声も出ており、あまりほんわかとした雰囲気の話にはなっていない。

その理由のひとつが「7年前に別れた元カノのために、これほどの大金を投じることはありえない」という見方だ。また、「仮に本当だとしても、決して美談ではなく、元カノによほどの恨み辛みがあったのではないか」という意見も出ている。

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