食卓での“3秒ルール”を検証、キレイに見えても台ふきんが雑菌温床に。

2014/06/26 10:56 Written by Narinari.com編集部

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家庭のキッチン・食卓の衛生管理啓発をしているアルコール除菌 ラボ@キッチン&食卓は6月25日、台ふきんで水拭きした食卓に食べ物を落とすとどうなるのか、“3秒ルール”を検証した動画を公開した(//www.youtube.com/watch?v=bZilaJ3T6xo)。

食べ物が地面などに落ちた際に「3秒以内であれば安全」とする、“3秒ルール”という言葉もあるが、地面よりも清潔だと思われる食卓でも、水洗いで使用し続けている台ふきんで水拭きすると、食卓には76,000個/10平方センチメートルの雑菌が付着してしまうことがあるという。アルコール除菌 ラボ@キッチン&食卓は、広く一般にこうした事実を知ってもらうために、今回、啓発動画を公開する運びとなった。

動画では、台ふきんを水洗いして継続利用している一般家庭を想定。実験では“台ふきんを水洗いした後に室内干し”を朝夕2回、6日間繰り返し、7日目の朝の段階で台ふきんを調べたところ、約18億個の雑菌が検出された。その台ふきんで食卓を拭いたところ、76,000個/10平方センチメートルの雑菌が付着していることが判明したそうだ。

さらに食卓へ直に食べ物を落としたと想定した“3秒ルール”実験を、おにぎりやサンドイッチ、きゅうり、かまぼこなど7パターンで行ったところ、いずれも落とす前に比べて付着菌数が激増、水分が多いものほど付着する結果となった。

こうした台ふきんが食卓に雑菌を広げている状況を避けるためには、使用後の台ふきんは漂白、天日干しにするのが望ましいという。毎日漂白するのは手間がかかると感じる場合は、台ふきんを乾かした後、アルコール除菌剤をスプレーして除菌するのも良いそうだ。

なお、今回の実験で使用し、76,000個/10平方センチメートルの雑菌が付着している食卓をティッシュでアルコール除菌拭きしたところ、食卓表面上の雑菌数は検出限度以下となり、除菌がしっかりできていることが確認された。食卓や調理台を拭く場合は、ティッシュやキッチンペーパーを使ったアルコール除菌拭きが衛生的とのことだ。

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