天井裏の泥棒に3か月気付かず、家主の居ぬ間に窃盗繰り返していた。

2014/06/23 20:59 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


あれ、あそこに置いてあったはずの物がない――。家の物が見当たらなくなる現象、誰しも一度くらいは経験したことがあるかもしれない。中国のある男性は、部屋の物が立て続けになくなる奇妙な現象に遭遇した。しかしこれ、実は奇妙でも何でもなく、天井裏に勝手に住み着いていた男が必要に応じて盗みを働いていたのだという。

中国紙揚子晩報などによると、この一件は先日、江蘇省崑山市で起きた。マンションで暮らす王さんはここ3か月ほど、家の物が見当たらなくなる出来事に何度も遭遇しており、不思議に感じていたそうだ。

とは言え、家に泥棒が入った形跡はない。窓もドアもきちんと施錠されており、誰かにこじ開けられた痕もなかった。隣近所の人を疑うにしても、カギがないのに勝手に侵入するのは不可能。王さんは原因が分からず、ほとほと困り果てていたという。

そんな奇妙な現象に終止符が打たれたのは5月29日明け方のこと。家に戻った王さんがドアを開けようとしたところ、なぜか内カギがかかっている。「これは絶対におかしい!」と感じた王さんは、警察に通報することにした。

それからしばらくして警官が駆けつけ、王さんと警官はカギをこじ開けて自宅の中へ。しかし、予想に反してそこに人の影はない。不思議に思った警官が室内を入念に調べたところ、キッチン上の天井板に穴があいていることを発見。上によじ上ってみると、驚くことにそこにはひとりの男が身を隠すように潜んでいた。

後の調べで判明したのは、この男は曽という名で江西人。今年3月ごろから経済的に困窮し、流浪生活を続けていたのだそう。そんな矢先、王さんが暮らすマンションの屋上の隙間から中に侵入できることを発見。天井裏を徘徊しているうちに、王さんの暮らす304号室とその隣の303号室には天井から侵入できることに気付いたそうだ。

以来、曽は王さんがいないスキを見計らって室内に侵入しては、お金を盗んだり、タバコを吸ったり、食事したりと“やりたい放題”してきたという。そんな状態が3か月続き、ついに御用になったというわけだ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.