走行中の車に隕石が当たった、「光を見た」「衝撃で持っていかれた」。

2014/06/01 20:05 Written by Narinari.com編集部

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5月25日未明、高速道路を走行中に、突然奇妙な出来事に襲われたという米国のある男性。一瞬、視界に光の筋を捉えた直後、車に衝撃を感じただけでなく、走っていた車線が変わるほど前部が左側に“持っていかれた”という。一連の流れや一部が破損していた車体を見て、男性は車に隕石が当たったと確信しているそうで、事情を聞いた警察だけでなく、地元メディアも関心を持って彼の一件を調査している。

米紙デイトン・デイリーニュースやニューヨーク・デイリーニュースなどによると、隕石が車に当たったと主張しているのは、オハイオ州ケタリングに住むジョー・マッサさん。近くの街シンシナティでレストランを経営している彼は、仕事帰りの5月25日午前2時頃、自宅のあるケタリングに向かう高速道路を走行していた。すると突然、彼は視界の中に光を感じた後、光の筋も確認し、その直後に「何かが私の車に当たった」と感じたそうだ。

車に衝撃を感じた瞬間、“何か”が当たった前部で「大きなフラッシュが出た」と振り返るマッサさん。また、その衝撃で車は左側の車線に“持っていかれ”、さらに車の中の気圧が急激に変化して、一瞬耳に違和感を感じたという。最初は訳が分からなかったが、「犬か鹿を轢いてしまったのか」と思って車を路肩に寄せ停車させ、辺りを確認してみたものの、車のバンパーは確かに損傷していたが、衝突したと思われる動物は全く見当たらなかった。

不思議に思ったマッサさんは、妙な出来事の直前に見た光から、車に隕石が当たったと確信。そのまま近くの高速出口で降りてガソリンスタンドに向かい、地元警察官や交通管理隊員に事情を説明した。警察官からは、話が事実なら「2億7,500万分の1の出来事だ」と言われたというマッサさん。肝心の隕石自体は見つかっていないそうだが、警察と交通管理隊は、彼の身に起きた事故の検証作業を続けているそうだ。

また、マッサさんの話に関心を示す地元紙デイトン・デイリーニュースは、警察などと連携して「真偽を確かめるまで調べ続ける」と報告。同紙では、この日の前後が世界的にきりん座流星群出現の日とされていたため、彼の車に当たったのは地球に突入して地面に到達した「とても小さい」塵のようなものではないかとも推測しているが、そうであればなおさらマッサさんに起きた事実を解明するのは難しそう。今後、警察やメディアの調査で何か彼の話を裏付ける物証が出てくるのか、期待したいところだ。

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