6歳が誘拐されかけた女児救う、“戦い”挑んだ男に殴られるも未遂に。

2014/05/30 19:25 Written by Narinari.com編集部

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先日、米国のある男の子は、一緒に遊んでいた年上の女の子が誘拐されそうになる場面に遭遇した。すると、すかさず立ち向かって誘拐を未遂に終わらせたそうで、いま男の子は“ヒーロー”として全米で大きな注目を集めている。

米放送局ABC系列WLS-TVやNBC系列KSDK-TVなどによると、話題になっているのはイリノイ州シカゴに住む6歳の男の子、ケイレン・ウッダードくん。5月22日午後5時30分頃、学校から帰った彼は、近所に住んでいる10歳の女の子と自宅前で遊んでいたという。すると、近くに停まった車から出て来た「18歳から20歳くらい」と見られる男が、キックボードに乗っていた女の子の方へと近づいていくと、「彼女の口を塞ごうとして」車に乗せようとした。

突然降りかかってきた身の危険に対し、すぐ近くの自宅にいる親を呼びに行くことも出来ただろうが、「友だちを助けられるのは自分しかいない」とはウッダードくんの弁。彼は、女の子を連れ去ろうとする男に戦うつもりで立ち向かっていくと、男の後ろから足を数回蹴り上げた。やられた男は、6歳の子どもを殴って反撃したが、その間に女の子は男から離れて急いで自宅へ。家の中にいた母親に、慌てた様子で「男にさらわれそうになった」と話し、それを聞いた彼女の母親が急いで外に飛び出すと、すでに男は車に乗って去った後で、殴られたウッダードくんも誘拐されることなく、けがもなかったそうだ。

その後、彼の両親も事情を知って、2人の家族が警察に通報。警察は男や車の特徴を公表して捜査を続けており、現在も男の行方を追っているという。

自分の危険を顧みずに行動して友人を救ったウッダードくんに対し、「私たちは彼を“リトル・ヒーロー”と呼んでいる」と話すのは女の子の母親。娘を助けてくれた彼と事件の2日後に改めて顔を合わせ、しっかり感謝の言葉を伝えたそうだ。

またウッダードくんの母親も、自分の子どもたちが事件に巻き込まれたとあって「まだショックが消えない」としながらも、友人のために勇気ある行動に出た息子を「とても誇りに思う」と話している。

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