(X-MEN+ギアス+デスノ)÷3、「MONSTERZ」は非漫画原作の特殊能力モノ。

2014/05/30 10:00 Written by Narinari.com編集部

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視界に入った人間を自由に操れる能力を持つ“男”(藤原竜也)と、驚異の回復力と強靭な肉体を持ちその力が全く通じない田中終一(山田孝之)の壮絶な闘いを描く映画「MONSTERZ モンスターズ」が、5月30日(金)より新宿ピカデリーほか全国ロードショーとなる。

本作は韓国映画「HAUNTERS」を原案に、日本ならではの展開とオリジナルの結末を加えたサスペンスアクション大作。“操る力”や“驚異的回復力”といったSF的な設定は、大ヒットマンガやアニメにも数多く見られるが、日本映画ではそれら大ヒットマンガからの映画化以外は数少なく、本作のような成り立ちの作品は珍しい。そんな「MONSTERZ モンスターズ」について、ネットではさまざまな作品を引き合いに出しながら、興味が語られているようだ。

例えば、超人的な能力を持って生まれた人間たちの闘いを描く「X-MEN」シリーズ、他人を操る特殊能力を持つ少年が主人公の「コードギアス」、人間の死を操れる死神のノートをめぐる戦いを描き、映画版では藤原竜也が主演した「DEATH NOTE」といった作品。

山田は「日本映画でこの手の映画はマンガ原作だったらよくある世界観、よくある話だと思うんです。特殊能力とか。それが、マンガ原作ではないものがこうして映像化される、日本映画でそういうものがもっともっと増えていって欲しい」と、本作への出演動機を語る。撮影にあたって参考に観たものとしては、「スパイダーマン」シリーズや「HEROES/ヒーローズ」など、生身の人間でありながらも特殊な力を持った存在が登場する作品を挙げた。

山田の指摘通り、日本映画では稀な設定ゆえ、ネットユーザーたちは自分に親和性のあるジャンルの作品に引き寄せられて、「MONSTERZ モンスターズ」への期待を高めているのかもしれない。

映画「MONSTERZ モンスターズ」は5月30日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

☆「MONSTERZ モンスターズ」ストーリー

ひと目見るだけで、すべての人間を思いどおりに<操れる男>と、唯一<操れない男>。対立する能力を持って生まれた宿命の二人が出会ってしまった時、生死を賭けた壮絶な激闘が幕を開ける。

操れる男は、必要な時だけ力を発揮し、たった独りで静かに生きてきた。彼は絶望の闇に包まれた孤独な人生が、死ぬまで続くと思っていた。唯一操れない相手が目の前に現れるまでは―。

彼の名は、田中終一。普通の青年にしか見えないが、彼もまた特別な能力を秘めていた。瀕死の重傷や病気も数日で完治する。驚異の回復力と強靭な肉体を持っているのだ。男は思い通りにならない終一に怒りを燃やし、彼の大切な人を死に追いやる。復讐を誓う終一と、終一の抹殺を決意する男。男は自由自在に大群衆を操り、終一は独りでそれを迎え撃つ。果たして、生き残るのはどちらか? そして、闘いの果てに明かされる、驚愕の結末とは?

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