4年かけて準備したプロポーズ、旅先での“口パク”映像繋ぎ愛の歌に。

2014/05/29 19:16 Written by Narinari.com編集部

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米国の男性が先日、身内や知人らと開いた大学卒業記念パーティーで、入学直後から考えていた“ある計画”の総仕上げを行った。大学生になってすぐに交際を始めた彼女と初デートをした後、心の中で密かに結婚を意識したという彼は、来たるべき日に向けて彼女へ贈るプロポーズ動画を作ろうと考えたという。それは、在学中の4年間で行ったすべての旅行の際に撮影した素材を編集した、彼女への想いを伝える動画だった。

米放送局ABCや米紙USAトゥデーなどによると、このプロポーズ動画を作ったのは、5月にモンタナ大学を卒業した21歳の男性ジャック・ハイアーさん。彼は、中学校時代からの知り合いだった彼女と、同じ大学へ入ったことをきっかけに交際を始めたそうだ。そして2人で初めてデートをした2010年9月30日、彼は早くも彼女との結婚を心に決め、プロポーズの時に用意する“切り札”を考えたという。それが、大学の専攻(国際ビジネス)の関係で世界を飛び回った4年の間に作った、今回話題になっている動画「EPIC proposal from 26 countries, 4 years in the making」(//www.youtube.com/watch?v=Bsz2Noi925M)だ。

動画は、彼の説明とプロポーズの様子も含めて紹介した約6分半の内容で、彼女のために作った映像は1分過ぎから始まる。彼は、4年間で出かけた海外26か国全てで、自身の“口パク”を友人に撮影してもらっていた。彼が歌っているのは、1988年に英・スコットランド出身の双子デュオ、ザ・プロクレイマーズが発表した「I'm Gonna Be (500 Miles)」という曲で、1993年に公開されたジョニー・デップ主演の映画「妹の恋人」で使用されて大ヒットした歌だ。

どんな時でも大好きな相手と一緒にいたい――そんな想いを綴った歌詞に乗せ、旅行へ行くたびに、こっそりパフォーマンスを続けていたハイアーさん。そして5月17日、2人の地元モンタナ州ホワイトフィッシュで家族や友人らを集め、レストランで大学の卒業パーティーを開くことになった彼は、撮りためた映像を2日かけて編集し、満を持してパーティーで4年間の想いを詰めた動画を披露したそうだ。

動画の4分40秒あたりからは、上映後のプロポーズシーンも紹介されており、初めてのデートから4年かけて目標を達成した彼と、喜んで申し出を受ける彼女が幸せそうに抱き合うのが印象的な動画となっている。

ハイヤーさんは、プロポーズ成功の様子も収めたこの動画を5月20日付でYouTubeに投稿。時間をかけて彼が努力を実らせる内容に、多くの欧米メディアが「驚くべきプロポーズビデオ」と紹介して評判になっていて、再生回数は約420万回(5月29日現在)に達している。まだ大学卒業したての2人ではあるが、きちんと計画性を持って行動できる彼なら、きっと堅実で幸せな家庭を築いていくに違いない。

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