病院に“スッチー看護師”登場、サービスはまさに客室乗務員のよう?

2014/05/21 13:42 Written by Narinari.com編集部

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女性看護師のトレードマークと言えば、ナースキャップに白衣のワンピース姿。その姿と仕事内容から、ときに“白衣の天使”と親しみを込めて呼ばれるほどイメージは定着しているが、このたび中国では、そんな一般的に思い浮かべる女性看護師とはかけ離れた姿で仕事をする病院が確認され、話題を呼んでいる。その恰好は客室乗務員。いったい、なぜそんな姿で仕事をしているのだろうか。

中国メディア銭報網などによると、“スッチー看護師”の存在が確認されたのは江蘇省淮安市漣水県にある中医院。同病院では選び抜かれた美人看護師たちが客室乗務員の格好をして、華やかな雰囲気の中で診療補助や患者の世話を行っている。

同医院が“スッチー看護師”を導入した理由は、看護師たちに客室乗務員と同じようなサービス精神、仕事に対する熱意、忍耐力などを植え付けることが目的。実際、“スッチー看護師”12人は本物の客室乗務員の指導の下、1か月にわたりみっちりと客室乗務員の礼儀作法などを学んだ上で業務についているそうだ。

気になるのは、なぜわざわざ客室乗務員の格好をさせているのかだが、これにもさまざまな理由があり、そのひとつは患者に喜んでもらうため。中国人の看護師に対するイメージは日本と異なり、どこか堅苦しいイメージを持たれている。そうしたイメージを少しでも和らげようという狙いだ。また、女性にとって客室乗務員は憧れの職業でもある。看護師たちを客室乗務員と同じ格好で仕事をさせることで、彼女たちのやる気を引き出す考えもあるそうだ。

なお、この“スッチー看護師”は当初、病院内から自薦で集められたそう。しかし、そのときは定員の12人は集まらず、仕方なく病院側で“スッチー看護師”に適した身長や容姿、業務知識を持つ看護師を追加で選び、最終的に現在の12人に落ち着いたという。

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