Googleグラスで感動短編撮影、“母の日”に米国から母のいるインドへ。

2014/05/19 10:05 Written by Narinari.com編集部

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先日の母の日に合わせて公開された、グーグルグラス(Google Glass)で撮影した心温まる短編動画が話題を呼んでいる。

その動画は、5月8日付でYouTubeに投稿された「Seeds [through Google Glass]」(//www.youtube.com/watch?v=nvo6ls7edUQ)。インド紙タイムズ・オブ・インディアや米紙ニューヨーク・デイリーニュースなどによると、制作したのはカリフォルニア州在住で23歳のインド系米国人アニーシュ・チャガンティさんで、映画制作を学んだ南カリフォルニア大学を昨年卒業したばかりながら、すでに短編映画を数本制作した経験があるそうだ。

そんな彼が母の日をテーマに考えた作品は、母と息子の親子愛を描いた2分半の物語。チャガンティさん自身は、両親が80年代に移住したことに伴い米国で生まれ育ったそうだが、今回の撮影へ臨むにあたり、両親の故郷も舞台にした「家族」の作品を撮ろうと考えたという。そして10日間かけ、彼が実際に住むロサンゼルスから東京、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州へと渡って撮影を重ね、動画を完成させた。

動画は、グーグルグラスで撮影された主人公の目線で終始展開されていくが、説明がなくても内容はよく分かるはずだ。恋人の女性から1つの大きな黄色い封筒を渡された主人公が、ロサンゼルスの自宅からタクシーや飛行機に乗り、途中東京を経由するなど長い長い行程を経て、母親が待つインドの実家へ到着。帰省を喜ぶ母親とのやり取りもありつつ、持ってきた封筒から母親が中身を取り出した時、主人公がわざわざインドに帰って来た理由が明らかになる、という物語だ。

この彼の作品は、間もなく主に欧米やインドのメディアで「感動的」と広く注目を集め、動画の再生回数も200万回超(5月15日現在)に達している。

ちなみにこの作品はフィクションのため、登場する母親はチャガンティさんとは関係のないインドの女優とされているが、本当の母親には一般公開される前に「母の日のプレゼント」として完成した映像を見せ、見終わった後に「泣いて」喜んでもらったそうだ。

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