“路上生活者に家を”に大反響、動画きっかけで多額の寄付集まり実現。

2014/05/10 13:11 Written by Narinari.com編集部

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たとえどんな意見をぶつけられたとしても、信念を持って困っている人を助けるために行動する人たちがいる。米国でいま、そんな男性のある行動が、多くの人の感動を誘っているようだ。

話題を呼んでいるのは、5月7日付でYouTubeに投稿された動画「Homeless Man Gets A Home」(//www.youtube.com/watch?v=lK1vPu6U2B0)。投稿者でバージニア州のマジシャンであるラハット・ホセインさんは、以前から街中で人を驚かせるいたずらを撮影した動画を投稿しており、過去にはファストフード店のドライブスルーで運転席から突然姿を消して従業員を驚かせたり、池の上を歩き出して通行人を驚かせたりした動画など、数々の作品が欧米メディアで紹介され注目を集めている。

そんな彼の最新作が、今回の動画。米紙ニューヨーク・デイリーニュースによると、今回のアイデアは、彼が今年3月に投稿した1本の動画からきっかけが生まれたという。3月4日付けで投稿された「Homeless Lottery Winner」(//www.youtube.com/watch?v=4Lki_IeM6bQ)という動画は、ホセインさんが近所で見かけたエリックさんという路上生活者の男性に喜んでもらおうと、お金の代わりに偽の宝くじを渡すという内容だ。

実は、ホセインさんが2人で出向く店には1,000ドル(約10万円)を預けて予め協力を依頼。宝くじが当たったかのように見せかけたいたずらなのだが、本当に当たったと思ってお金を手に入れたエリックさんは泣いてしまうほど大喜びする。また、お金をホセインさんと分けたいと申し出る姿が感動を呼び、動画の再生回数は1,600万回以上(5月10日現在)を記録する大評判の作品となった。

その後、動画を見た視聴者たちから「エリックさんにもっと何かをしたい」との声が多数寄せられたそうで、ホセインさんはエリックさん支援のための寄付金募集サイト「Eric's Fundraising」を開設。すると3,000人以上の人たちから、2万ドル(約200万円)の目標額を大幅に超える5万5,000ドル以上(約550万円)のお金が寄せられ、この寄付金をもとに今回エリックさんに第二のプレゼントを渡す運びになったという。

その準備からエリックさんに用意した家を引き渡すまで、ホセインさんが行った一連の流れを紹介しているのが今回の動画。7分20秒に渡る作品ではあるが、投稿直後から欧米メディアの間でも広く紹介され大きな注目を集めていて、再生回数は投稿から3日ほどで約800万回に達している。

もちろん、彼の行動には「バカにしてる」などの批判の声もある。しかしすでに2万3,000件以上ものコメントが書き込まれ、その多くは肯定的に捉えて感動している様子だ。皆さんはどう思うか、前作とあわせてチェックしてみてはいかがだろうか。

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