“立ち小便”で女性像が出土、気になる専門家の鑑定の結果は……。

2014/05/06 20:51 Written by Narinari.com編集部

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中国で先日、たまたま“立ち小便”をした男性が遺物を発掘するという、少し珍しい出来事があった。

中国メディア四川新聞網などによると、この珍事は4月24日、四川省成都市でのこと。同地で働く徐さん(20歳)が車で帰宅する途中、突如尿意を催した彼は我慢ができなくなり、車を止めることに。その近くには土を小高く盛り上げた場所があり、徐さんはその後ろに隠れるようにして放尿することにしたそうだ。

すると、思いがけないことが起きる。勢い良く放出された徐さんの小便の力で土の表面が流され、そこから妙な物体が現れたのだ。よく見ると、それは人形の頭部のよう。好奇心をそそられた徐さんは近くにあった棒を使い、その物体を掘り起こすことにした。

作業を進めていくと、徐さんの予想はまんまと的中。物体はやはり陶製の像で、家に持ち帰って洗ってみると、ふせた格好をした女性であることがはっきりとわかった。また、ところどころ剥げてはいるものの、像の一部は依然として色が残されており、両手を前につき、両足を折った状態であることもわかった。

その後、自身が掘り起こした像の価値が気になったのだろう。徐さんは文管所の職員に像の鑑定を依頼。その結果、像は宋の時代の副葬品(※死者を埋葬するとき、遺体に添えて納める品物)であることが判明した。同様の像はすでに数多く発見されており、同地の博物館にも所蔵されている。残念ながら「研究価値はあまり高くない像」と判断されてしまったが、職員は徐さんがきちんと専門家を訪問して意見を求めたことは称賛に値する、と話したという。

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