「広告コピーの最高峰」が決定、2014年度TCCグランプリに選ばれたのは?

2014/05/01 04:46 Written by Narinari.com編集部

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日本最大のコピーライター・CMプランナーの団体である東京コピーライターズクラブは、2014年度のTCC賞受賞作を発表した。

一般部門6,446点(グラフィック4,186点、テレビCM/WEB映像1,770点、ラジオCM379点、WEB広告111点)の中から、TCCグランプリ1点とTCC賞11点、審査委員長賞2点が決定。また、TCC非会員が応募する新人部門では、426人の中から、最高新人賞1名と新人賞20名が選ばれた。

TCCグランプリに選ばれたコピーは、ソフトバンクモバイルのテレビCMから、「バカは強いですよ、お利口さんより、ずっと。」(澤本嘉光氏/電通)。TCC最高新人賞に選ばれたのは、TBWA博報堂の山崎博司氏。ネットでも話題となった日本新聞協会の新聞広告「ボクのおとうさんは、桃太郎という奴に殺されました。」などでの受賞となった。

審査委員長の谷山雅計氏(谷山広告)は、「今年は、審査方針として『そのコピーがある世界と、そのコピーがない世界、何が変わりますか?』をテーマに掲げました。つまり広告コピーが世の中でどう機能したのか、どんな効き目があったのか、という観点で審査しようという考えです。もちろん、コピーには一行のキャッチフレーズやCMのセリフから、大きなキャンペーンを束ねるキーワードまで、さまざまなスケールの言葉があり、それぞれに果たす役割が違いますが、そうした視点からも様々なタイプの個性をもった言葉を選出できたのではないかと思っています。また、今年は21人が新人賞を受賞しましたが、全体的なレベルが高かった。残念ながら届かなかった仕事の中にも光るものがありました。実際に、審査委員長賞の1つは、新人賞からもれた作品の中から選ばれています」とコメントした。

主な受賞者・受賞作は、下記の通り(以下、敬称略)。

<TCCグランプリ>
【澤本嘉光】「バカは強いですよ、お利口さんより、ずっと。」
(ソフトバンクモバイル/TVCM)

<TCC賞>
【中治信博・古川雅之】
「♪彼女が、黄ばんだ便器にサンポールで書いた 「サヨナラ」の文字は白かった〜」
(大日本除虫菊「サンポール」/WebMovie他)

【福里真一】
「この惑星には、愛されるという勝ち方もある。」
(サントリーホールディングス「BOSS」/TVCM)

【多田琢】
「オレは家では野党だ。」
(大和ハウス工業/TVCM)

【多田琢】
「お前の夢は金で買えるのか?」
(LOTO7/TVCM)

【小山佳奈】
「女子じゃない。女や。」
(エイベックス・エンタテインメント「dビデオ」/TVCM)

【Caleb Jensen/久山弘史/Andrew Miller】
「宣誓!我々は、と言うか、僕に注目してください。」
(ナイキベースボール/TVCM)

【福里真一・一倉宏】
「TOYOTOWN」
「ハイブリッドしなければ、こういうことにはならなかった。」
(トヨタ自動車/TVCM他)

【岩田純平】
「それでも、前を向く。」
(日本たばこ産業「ROOTS」/ポスター他)

【保持壮太郎/キリーロバ・ナージャ】
「Sound of Honda Ayrton Senna 1989」
(本田技研工業「インターナビ」/TVCM)

【山口広輝】
「ぜんぶ雪のせいだ。」
(東日本旅客鉄道「JR Ski Ski」/TVCM他)

【秋永寛】
「エラそうに新聞なんて読みやがって!!!」
(ノーススターズピクチャーズ「北斗の拳30周年」/新聞)

<TCC審査委員長賞>
【松村祐治】
「ちょっと飲んでみ 間接キッスしてみ」
(サントリー「ふんわり鏡月ゆず」/TVCM)

【眞鍋海里】
「CAUTION 雪道は怖い」
(オートウェイ「冬用タイヤ」/Web Movie)

<TCC最高新人賞>
【山崎博司】
「ボクのおとうさんは、桃太郎という奴に殺されました。」
(日本新聞協会/新聞)

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