ネズミのせいで新築の天井崩落、夢のマイホームライフが頭の痛い日々。

2014/04/23 16:04 Written by Narinari.com編集部

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建てたばかりのマイホームの所有者と聞けば、高いお金を払って手に入れた新しい環境に、心躍らせる毎日を過ごしていそうなもの。しかしオーストラリアのある女性所有者は、新築4か月で起きた我が家の悲劇を巡って、頭の痛い日々を過ごさざるを得なくなってしまったという。先日バスルームにいたところ、天井が崩れ落ちるアクシデントに巻き込まれた女性。幸い、彼女に大きなけがはなかったが、一方で新築にも関わらず崩落した天井に対して、怒りのぶつけどころがないという問題が残ってしまったそうだ。

豪ラジオ局3AWや豪紙ヘラルド・サンなどによると、困った悩みを抱えてしまったのは、メルボルン近郊のビクトリア州クライドノースに住むアン・バーカーさん。4か月前に50万オーストラリアドル(約4,800万円)で買った新築の家に住み始めたばかりの彼女は4月はじめ、思わぬ事故に巻き込まれた。突然バスルームの天井が崩れ落ちて、頭の上から降り注いできたがれきに埋もれたという。幸い彼女は娘に助けを求めることができ、大きなけがはせずに済んだ。

しかし、建てたばかりの家にも関わらず、天井が落ちて来たのは大問題。しかもその原因が実に困ったものだと判明した。それは、周辺に生息しているネズミの存在。事故後、天井裏を調べた彼女は、ネズミのフンや9本もの水道管に噛まれた跡を見つけたという。つまり、以前から彼女の家に侵入していたネズミが水道管が噛み続け、そこに出来た穴から水が天井に少しずつ漏れ続けた結果、天井の素材がもろくなり、今回の崩落に繋がったと見ているそうだ。

事故が起きて、近隣地域の住民から「ここ数年はひどい」との話を聞いたバーカーさんは、そのとき初めて辺りで最近ネズミの数が増えていると知ったという。何も知らなかった彼女は、特に対策を家に仕掛けていたわけでもなかったそうで、ネズミたちには新築の家が格好のターゲットにされてしまっていた様子。今後のために、今では家の至るところに「毒を置かなくては」と考えているという。

ちなみに今回の損害について、保険会社は「ネズミは適用外」との見解で、バーカーさんへの保険金の支払いを拒否。家を建てた建築会社からも天井崩落に対して「責任を取るつもりはない」と明確な意思を示されたそうで、結局諸々の修理代はバーカーさんが負担しなければならないようだ。そして、事故が起きて1週間が過ぎても、天井を修理できず「快適とは言えない」まま生活しているというバーカーさん。とにかく自分と同じ目に遭わないよう、近所の人たちにはネズミ対策をしっかりするようにアドバイスしたいと話している。

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