“おなら”が止まらなかった猫、引き取られて2日間で施設に戻される。

2014/04/22 19:03 Written by Narinari.com編集部

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今年3月、米ニューヨークの動物保護施設に、新たな飼い主に引き取られてわずか2日で返された1匹の猫がいたという。やっと新たな家で幸せな生活を送れるようになったはずだった、オス猫のレニー。彼は環境の変化も災いしてか、引き取られた家でずっとおならをし続ける状態になってしまい、困った飼い主から保護施設に返されてしまったそうだ。

動物保護施設のFacebookなどによると、現在生後19か月のレニーは今年2月、ニューヨーク州ロチェスターの公園に捨てられているところを保護され、同州スコッツビルにある施設に入った。そして「かわいがられたり抱かれるのが好き」という人懐っこい性格も良い影響をもたらしたようで、3月下旬には見つかった新しい飼い主の家に引き取られていくことに。ところがそのわずか2日後の3月31日、レニーは再び保護施設へと戻ってきてしまった。

その理由は、レニーが「ずっとおならをする」ようになってしまい、困った飼い主が彼の飼育を諦めたから。この元飼い主の話によれば、レニーに対しては清潔な環境で世話をして、充分に「健康的な餌」も与えていたそうだ。それにも関わらず、なぜか引き取ってから2日間、絶えず放屁し続けていたというレニー。元飼い主は、もしかしたら彼の体質が「外で生活をするのに適応したのではないか」と考えるようになり、世話に困った結果、飼育を諦めて保護施設へレニーを返したという。

しかし、戻されてからのレニーには「何の問題もなかった」そうで、良好な健康状態アピールしたのは施設のスタッフ。元飼い主の世話の仕方は申し分なかったのかもしれないが、たまたま環境や餌の変化によって、彼の体は放屁が止まらない状態になってしまったようだ。

ただ、レニーにとって幸いだったのは、彼が入った施設が動物たちを「引き取り手が決まるまで残す」方針をとっていたこと。毎週30匹から50匹を引き取り、新たな飼い主に引き渡しているというこの施設は、彼が返されてしまった理由を逆手にとって、再び新たな飼い主探しを行った。

そしてレニーが返された3月31日、施設は彼をFacebookで紹介し、新たな飼い主募集の呼びかけを掲載。珍しい理由で施設へ戻された猫として、レニーはちょっとした注目を集めたそうで、その甲斐あって戻されてから1週間後の4月7日、また新しい飼い主が見つかったレニーは、再び保護施設を後にしたという。

また一時的にでもレニーが放屁するようになったとしても、新たな飼い主がじっくり見守ってくれることを願いつつ、今度こそレニーに落ち着いた生活を過ごしてもらいたいところだ。

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