中国でもマンU監督の解任報道、次期監督候補は“香川の恩師”が人気。

2014/04/22 03:54 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


複数の英メディアが4月21日、MF香川真司選手が所属しているマンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)のモイーズ監督が、今季終了を待たずに解任される可能性を一斉に報じた。これを受け、中国のメディアも慌ただしくなっており、中には「決定的」と報じるスポーツメディアもある。そうした中、騰訊体育は早くも「マンUの次期監督は誰か?」とのアンケートを実施。日本時間の22日午前3時現在、香川選手の“恩師”であるドルトムントのユルゲン・クロップ監督の独走状態になっている。

中国でも多大な人気を誇るプレミアリーグの名門マンU。微博(中国版ツイッター)にはマンU関連アカウントが多数あり、報道を受けて様々な情報がせわしなく飛び交っている。スカイスポーツは「今後24時間以内に何かしらの決断が下される」と報じ、また、BBCは「マンUのクラブ関係者に接触し、モイーズ監督解任の報道について質問したところ『ノーコメントだった』」などと伝えているが、一方で“解任報道”は虚偽であるとも報じられており、情報が錯綜している状況だ。

とは言え、もともとモイーズ監督への中国人ファンの印象はあまり良いものではない。もちろん、その原因には今季の低調な成績、不名誉な数々の記録更新があげられるが、「監督のせいでチームとして機能していない」という見方が根強い。そのため、この不確かな“解任報道”に驚く人はほとんどおらず、ネットでは「待っていました!」「ついにモイーズの呪縛から逃れられるぞ」といった歓迎コメントが溢れており、早くも次期監督候補への熱いトークが繰り広げられている。

中国のスポーツメディア騰訊体育も、こうしたファンの反応を見透かすかのように、さっそく次期監督候補を問うアンケートを実施。候補として挙げられているのは以前からたびたび噂になっているルイ・ファン・ファール氏(現オランダ代表監督)、ユルゲン・クロップ(現ドルトムント監督)、ライアン・ギグス氏(現マンU選手兼コーチ)、オレ・グンナー・スールシャール氏(現カーディフ監督)といった面々。これに前マンU監督であるアレックス・ファーガソン氏、その他、が加えられている。

アンケートは閉め切っていないため、最終的にどのような結果になるかは不明だが、現時点(日本時間22日午前3時)では香川選手の“恩師”であるクロップ氏が45.26%の得票率で1位。これに続くのが、その他(43.76%)、ファン・ファール氏(5.49%)となっており、その他を度外視すれば、クロップ氏が圧倒的人気だ。

ただ、現在はシーズン終盤であるため、仮に本当に解任された場合、ひとまずギグス氏が代行監督を務め、その後、正式に新しい監督が就任すると見るのが普通であろう。また、今季のアトレティコ・マドリーの快進撃を支えるディエゴ・パブロ・シメオネ監督への期待を口にするファンも多く、その他の得票率が高いのは、シメオネ氏就任への期待が現れているのかもしれない。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.