走り抜ける列車の近くは、危険なので近づかない。当たり前のような安全の心得えを守らずにいたある男性は、その直後に大変痛い思いをすることになってしまいました。
この男性はジャレッド・マイケルさん。4月15日付けでYouTubeに投稿された10秒ほどの動画「Kicked in the head by a train」(//www.youtube.com/watch?v=Dy8Yt-P614w)は、彼がペルーのマチュピチュに旅行した際に撮影したものです。自分撮りと思われるアングルで、マイケルさんが自身の顔を映しているところから始まります。数秒後、背後を列車が通るのですが、画面に列車が姿を現した瞬間、彼は仰け反ったように横に倒れかけ、画面も乱れてしまうのです。そして「え? 今のやつ、蹴って行ったぞ? 撮影できたかも!?」と叫んだところで動画は終わります。
起きたことは一瞬で、流して数回見ただけでは一体なにが起きたのか、わからないかもしれません。しかしスローモーションやコマ送りで見ると、画像右側から現れる列車の先頭には、乗務員と思われる人物の足が映っており、通り過ぎると同時にその足が伸びてマイケルさんの横っ面を思いっきりキック、無惨にも歪んだマイケルさんの顔がはっきりと映っています。
乗務員としては、列車の近くに立ち止まっているマイケルさんを見て危険を感じ、とっさの行動で彼にケリを入れ、その場から離れるようにしたのでしょう。しかし、そのジャストミートな蹴りにはちょっとした怒りも感じさせます。
それにしてもマイケルさん、一歩間違えれば命の危険もあった今回の出来事。動画と一緒にアップしたコメントには「安全な距離で写真を撮ろうとしたんだけど、やっぱり近すぎて蹴られちゃったよ。僕の過ちだった」と書いており、どうやら自分を戒めているようですので、これからは安全第一で行動してくれることを祈りましょう。
ちなみにこの動画、4月19日13時時点で、再生回数は1,500万回を突破しています。