能年玲奈で「海月姫」実写映画、自信なくおどおどするクラゲヲタク役。

2014/04/17 05:00 Written by Narinari.com編集部

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「Kiss」(講談社)に連載中の人気コミック「海月姫」が、人気女優の能年玲奈(20歳)主演で実写映画化されることがわかった。2014年冬に全国公開する。

東村アキコによる原作「海月姫」は、2008年の連載開始以降、多くのファンから熱狂的な支持を受け、現在までに累計発行部数270万部を突破している(1巻〜13巻)。また、第34回(平成22年度)講談社漫画賞少女部門を受賞、「このマンガがすごい!2011」オンナ編第3位を受賞、2010年にはフジテレビ“ノイタミナ”にてテレビアニメ化もされた。

クラゲをこよなく愛する主人公の月海(つきみ)は、自らを“尼〜ず”と称し「男を必要としない人生」を掲げるヲタ女子の集う男子禁制の共同アパート天水館(あまみずかん)で暮らしていた。そんなある日、月海は、熱帯魚ショップでトラブルに巻き込まれ、おしゃれ女子にピンチを救われる。翌朝、そのおしゃれ女子が、女装をしたれっきとした男子蔵之介(くらのすけ)だと判明、驚愕する月海。月海や尼〜ずを気に入った蔵之介は男であることを隠し天水館に出入りしはじめ、月海たちとの奇妙な友情(?)関係が始まった。初めてのメイク、初めてのときめき、蔵之介の影響で徐々に変わりはじめる月海の前に、天水館の取り壊しという最大危機が襲ってきて……というストーリーだ。

今回、映画化決定とともに、主要キャストの面々も判明。クラゲヲタクで、イラストレーター目指して上京したものの、自信のなさからおしゃれな人や男性の前ではおどおどしてしまう倉下月海(くらしたつきみ)役を能年が演じる。

女装が趣味の美男子で、月海や尼〜ずと奇妙な友情関係を結んでいく鯉淵蔵之介(こいぶちくらのすけ)役には菅田将暉。真面目で堅物なイケメンエリートで、優しく弟思いな蔵之介の腹違いの兄だが、女性恐怖症で童貞、純粋な月海に惹かれていく鯉淵修(こいぶちしゅう)に長谷川博己。

そして、月海とともに天水館に暮らす“尼〜ず”には、鉄道ヲタクのばんば役に池脇千鶴、三国志ヲタクのまやや役に太田莉菜、枯れ専(※枯れたおじさまに萌える)のジジ役に篠原ともえ、和物ヲタクの千絵子役にアジアンの馬場園梓が起用された。

監督は、「ひみつのアッコちゃん」「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」の川村泰祐、脚本は「私の優しくない先輩」の大野敏哉、衣装デザインはきゃりーぱみゅぱみゅの衣装を手がける飯嶋久美子が務める。

個性豊かな豪華キャストたちが贈る、常識を打ち破るヲタク女子たちと女装男子による汗と恋とまさかの涙のドラマ。シンデレラストーリーとヲタクカルチャーが奇跡の融合を果たす本作は、5月から本編撮影を開始し、2014年12月の公開を予定している。

各キャストと原作者のコメントは次の通り。

◎倉下月海(くらしたつきみ)役:能年玲奈

どう演じれば見てくださる方に楽しんでいただけるか、今一生懸命考えているところです。私もクラゲを見るのは好きですし、あとウミウシも好きです。そんなところから入っていけたらいいのかな? と思っています。頑張らせていただきます。原作「海月姫」の魅力ですが、私が魅力というのもおこがましくて言えないので、好きな場所を言わせていただきます。なんてったって尼〜ずが大好きです。尼〜ずと楽しくおしゃべりしまくりたいです。
私が何オタクかといえば……チューチューおたくです。撮影の時も持って行っています。……いきなりよく分かんない言葉かと思いますが……私の実家では、タオルケットのことをチューチューと言っていて、当たり前のようにその名称で使っていました。ある日タオルケットというものの存在を知ってから私の中で、チューチューとタオルケットという似たようなものが混在するようになりました。中学生の時、友だちの前で、チューチューがなくて眠れなかった、という話をした時大笑いされて初めて、そんなものは無いんだと知りました。思い出すと未だに恥ずかしいですが、それでも私は!タオルケットではなくてチューチューが手離せません。

◎鯉淵蔵之介(こいぶちくらのすけ)役:菅田将暉

自分の女装がどこまでの威力があるかはわかりませんが、何故女装してるのかという部分も含め表面的な美しさやダサさだけではないエンターテイメントとして魅せていきたいです。蔵之介の目線から見た月海や尼〜ずの輝きを大事にしていきたいと思います。ちなみに今ハイヒールを履いて歩く練習をしています。こんな役作りは初めてなので、楽しみです。

◎鯉淵修(こいぶちしゅう)役:長谷川博己

奇想天外 摩訶不思議なこの乙女な世界に、ちょっとしたスパイスとして存在出来たら良いなと思います。どうぞよろしくお願い致します。

◎ばんば役:池脇千鶴

夢いっぱいのこの作品に少しでも参加できることが楽しみです。台本と監督を信じてばんばを生きていきたいと思います。

◎千絵子(ちえこ)役:馬場園梓

はじめはこのマンガを知らなくて、でもお話をいただいてから読ませていただいたらすごく面白かったので、本当に光栄です。特に千絵子さんの見た目が自分にそっくりで、昔日本人形に憧れて、まったく同じ髪型にしている時期もあったので、かなり親近感が湧いています。
どちらかというと、引っ込み思案で友だちも少ないし、私もプロレスオタクなので、今お笑い芸人をやっているから一応見られることを意識してオシャレも頑張っていますが、この仕事を選んでいなかったら完全に尼〜ずに馴染めるタイプです。
今でも渋谷や原宿に行くのは怖いですし、生まれてまだ一度もクラブという所に行ったことがありません。怖いです。悪い人たちやマフィアの集まりだと思っています。一人一人のキャラクターがとても面白いし、感動するし、応援したくなるので、たくさんの方々が楽しめる内容だと思います。

◎まやや役:太田莉菜

「とうとう未開の地へ足を踏み入れるときがやってきたか……」。それが出演にあたっての感想です。海月姫は予てより愛読していた作品でしたので、まややと聞いた瞬間は恐れ多すぎて、このひねくれ者のうっとうしい愛すべき「まやや」というキャラクターに、私が挑んで果たして大丈夫なものか、、、いやだめだ、でもやるんだ、いやでも、いや逃げちゃダメだ等の繰り返しでした。この世界に加われること、とっても光栄なのと同時に作品をけがすことのないよう精一杯「まやや」を生きたいと思います。いろんなことを吹っ切って、まややが「おぬしよくやったぞ」と労ってくれるよう、頑張りたいと思います。

◎ジジ役:篠原ともえ

アニメ化もされている「海月姫」の世界に飛び込めるのがとても嬉しいですっ!私の役はジジという、おじ様好きのキャラクターなので、撮影中は“ジジオタク”の世界を存分に楽しみたいと思います☆

◎原作者:東村アキコ

実写化不可能と思っていたこの漫画が、最高のキャストでまさかの映画化!! びっくり&嬉しいです!!
私も息子のごっちゃんも、アシスタントさんたちもみんな能年さんの大ファン! 月海が能年さんに決まったと聞いたときは、みんな、〆切を放り出して近所の赤提灯に乾杯しにいきました!!
どうしようもないオタ女子をたくさん集めて尼〜ず試写会や、女装男子を集めた試写会をやりたいです!
2013年、日本を元気にしてくれた能年さんが、もういっかい日本を元気にしてくれる、そんな映画になると……勝手に保証します!!これぞ日本のオタク文化と、カワイイ文化の融合だああああ!!

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