石井一久“同期のタメ口”断る、フェラガモの靴で吉本興業入社式。

2014/04/02 05:12 Written by Narinari.com編集部

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4月1日(月)、平成26年度吉本興業株式会社入社式が東京本部にて行われ、本年度の新入社員である大卒14人、高卒4人、そして日米の野球界で活躍し昨年現役引退した石井一久を加えた計19人が新たな門出を迎えた。

まず、大崎洋社長から挨拶があり、「今日からみんなは、私達吉本興業の仲間です」と歓迎の言葉を述べた後、エンタメ業界の目まぐるしい変化について「チャンス」と激励した。また、ここ数年は修行中の身で「人間関係、働くことの意味だとか基本を勉強してもらう」「今日まで優しい先輩も、明日からはそんなことはない」といった厳しい言葉も。

新入社員への採用辞令交付に続き、自己紹介とひとこと挨拶が行われ、トリを飾った石井は「(埼玉)西武ライオンズ出身の石井一久です」とのツカミで笑いを誘うと、「入社式に靴がフェラガモだったり、スーツがストライプだったりするのは、昔の名残として許してください。やるからにはしっかりやっていきたいので、消費税も上がりましたけど、消費税同様、僕もスキルアップしていきたいです」とユーモアを交えながら、堂々たる振る舞いで拍手喝采を浴びた。

すでにCM出演といった仕事をこなしている石井だが、改めて意気込みを訊かれると「野球だけでなく、スポーツ選手って次の働き口だったり、次のステップって模索しても自分一人でできないところもあります」「スポーツ選手が辞めた方のマネージメントをしていきたい」といったスポーツマネージメントへの思いを告白。

吉本興業を選んだ理由については「真面目な話、地域の活性とかアジア進出を目指してる会社なので、スポーツ選手をトータルマネジメントするには、すごく整ってる会社」だとして、ゆくゆくは「いろんなところに人材を派遣していきたい」といった展望も語った。

入社式については、ドラフトや入団式と比べ「会社(吉本興業)の入社式は、僕より上の大人の方がいるので緊張します」と言いながらも、辞令そのものは「いい紙使ってる」と再びユーモア発言で周囲を笑わせた。

そして、同じ新入社員から「同期なので、敬語使わなくていいですか?」と訊かれ、「それは勘弁してくれと(笑)」と断ったとの逸話も披露。

一方、野球の話題では、日米通算182勝と日本名球会入りの条件である200勝まで残り僅かだったことについて触れられると、「200勝しても、次の人生、ちゃんとしたスタートが切れるかわからないので。名球会に入るとグリーンのブレザーが着れるんですけど、普通のスーツに魅力を感じた」と、現役には未練がないようだ。

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