「嫌われる勇気」初TOP10入り、アドラー心理学をわかりやすく紹介。

2014/03/27 06:03 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


今週3月31日付けのオリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門では、2月17日付けに初TOP100入り以来、週を追うごとに順位を上げていた岸見一郎、古賀史健「嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え」(2013年12月12日発売・ダイヤモンド社)が、週間1.3万部(13,100部)を売り上げ、先週13位から9位に上昇、初TOP10入りを果たした。

本作は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるアルフレッド・アドラーの思想「個人心理学(=アドラー心理学)」を、青年と哲人の対話という物語形式でわかりやすくまとめた一冊。

「アドラー心理学」では「すべての悩みは『対人関係の悩み』である」としており、それを改善していくための方策を「認めてもらいたいという欲求を否定する」「嫌われることを恐れない」「人の期待を満たすために生きてはいけない」など、シンプルで具体的な内容を提示している。

これまで日本ではあまり知られていなかったが、職場や学校、家庭や地域において、他者との距離の取り方が難しくなっている現代の日本にこそ必要な思想だと話題に。関連書籍も含め今後のセールスに注目していきたい作品だ。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.