スタローン動かしたデ・ニーロ、電話で「僕らの共演、二度とない」。

2014/03/25 18:38 Written by Narinari.com編集部

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シルベスター・スタローン(67歳)とロバート・デ・ニーロ(70歳)の“まさか”のドリームマッチが実現した映画「リベンジ・マッチ」。2人あわせて137歳、人生最後のガチバトルの行方に注目が集まる本作だが、スタローンが出演を決めたのは、デ・ニーロからの電話が決め手だったという。

1976年公開の「ロッキー」で世界中にその名を轟かせて以来、ハリウッド・スターとして君臨し続ける男スタローンと、1980年公開の「レイジング・ブル」でアカデミー賞主演男優賞に輝き、ハリウッド史上最高の俳優の一人として世界中から尊敬を集める男デ・ニーロ。

伝説から約30年。映画ファン感涙のドリームマッチとなるが、還暦を超えた今もなお第一線で活躍するスターたちの大作が、近年続々と公開されている。そのブームの火付け役となったのは、2010年公開の「エクスペンダブルズ」だろう。スタローンが監督・脚本・主演を務める「エクスペンダブルズ」では、アーノルド・シュワルツェネッガーが出演。続編「エクスペンダブルズ2」ではブルース・ウィリスも参戦し、映画ファンの胸を熱くさせた。

今年に入ってもスタローンvs.シュワルツェネッガーで話題となった「大脱出」が大ヒット。そうした流れの中で、満を持して公開される“奇跡のコラボ”が本作だ。

メガホンを執ったピーター・シーガル監督は、「アイデアは天才的だと思ったけど、大変だったよ。これを成功させることができるのはあの2人だけだし、あの代表的な映画の役割がこの映画に重量感を与えてくれると思った。ロッキー対レイジング・ブル。そのアイデアが良かっただけに、他のアイデアがかすんで見えてしまったんだ。それで、その後の数か月は2人の出演交渉に取り組んだ」と苦労を明かす。

スタローンは「作品で大切なのは、脚本、キャスト。それが大事なんだ。この映画を受けるのに不安もあった。『ロッキー』のパロディっぽくなる可能性もあった。でもボビー(ロバート・デ・ニーロ)から電話がきたんだよ。“僕らが共演するなんて、二度とない一大イベントだよ”って。それで出演を決めたんだ」と出演の理由を告白。

一方のデ・ニーロも30年ぶりのボクサー役復活について「もちろん人がどう思うのかはいつだって考えている。大事だと思うけど、自分がやりたいと思ったことをやるのが一番大事なんだ。だって30年経ったら大した問題ではなくなるからね」と大御所らしいコメントを寄せている。

本作では、2人の代表作を彷彿させる30年前の勇姿をCGで完全再現するだけでなく、“最後のガチバトル”に向け、数か月間の減量と筋力トレーニング&ボクシング練習を積み、見事に鍛え抜いた肉体美を披露。リング上での撮影は9時間にも及び、ノースタントで本気で打ち合い続け、スタッフ全員を感動させた逸話もあるほどだ。

全米を熱狂させ、世紀の決戦を繰り広げるはずだった2人のボクサー、レーザー(スタローン)とキッド(デ・ニーロ)の人生を賭けた最後大勝負は本編中の最大の見どころとなる。

映画「リベンジ・マッチ」は、4月4日(金)ロードショー。


☆「リベンジ・マッチ」ストーリー

ヘンリー・“レーザー”・シャープ(スタローン)とビリー・“ザ・キッド”・マクドネン(デ・二―ロ)。ボクシング界でその実力を競い合っていた若き日の2人は、熾烈なライバル心から全米で注目を集めるようになる。互いに1回ずつ勝利を収めたが、1983年、いよいよ運命の3回目の決戦前夜、レーザーが突然引退を発表。謎を多く残したまま、両者のボクサー人生に強烈なノックアウト・パンチを与えた。

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