春告げる謎多き“カミクラゲ”、桜の花が散る4月頃には姿を消す。

2014/03/20 16:42 Written by Narinari.com編集部

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鴨川シーワールドは、春の訪れを告げる“カミクラゲ”の展示を開始した。

“カミクラゲ”は、冬から春にかけて日本の太平洋沿岸に現われる日本固有の美しいクラゲ。カサの大きさは6センチほどに成長し、髪の毛のような触手をなびかせて浮遊する姿が名前の由来だ。房総半島では、東京湾内の漁港などに姿を現わすことで知られている。

生態には不明な点が多く、出現する春以外の生活は未だ謎のまま。桜の花が散る4月頃には姿を消してしまうそうだ。

鴨川シーワールドでは、1月中旬からこの“カミクラゲ”を求めて、東京湾内の漁港を調査。今年は、梅の花がほころびはじめた2月中旬に、ようやくカサの大きさが1〜3センチほどの個体が現われ、採集に成功した。

この“カミクラゲ”は、館内施設「エコ・アクアローム」のジュウェリーコーナーにて、4月上旬まで展示する予定だ。

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