息子からの没収品で母親悪事、級友の落とし物キャッシュカード使う。

2014/03/04 11:11 Written by Narinari.com編集部

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もし他人のキャッシュカードを入手し、しかもその暗証番号を知ってしまったら。中国ではこのたび、そんな状況に直面した女性の話題が注目を集めた。そのキャッシュカードはもともと息子が拾った同級生のものだったが、息子を叱ってカードを没収した母親は、抜け抜けとお金を引き出したという。

中国紙重慶晨報などによると、この一件は昨年10月のこと。10月28日晩、小学6年生の藩くんは、母親が用事で家をしばらく離れることになり、生活費のためにキャッシュカードを渡されていた。必要なときは祖母と一緒に銀行に行き、お金を引き出すように言われたという。それから数日後、藩くんは約束を破って玩具を買うためにお金を引き出そうとするが、ATMの使い方がわからない。そこで同級生の星くんに頼み、お金を引き出す手伝いをしてもらったそうだ。

そして10月31日、藩くんは再びお金を引き出したいと考え、これまた星くんに依頼。そのとき星くんは100元(約1,700円)を引き出すのを手伝い、ATMの使い方も藩くんに教えた。

問題が起きたのはそこから。その1時間後、帰宅した藩くんはキャッシュカードを紛失していることに気が付いた。藩くんは当初母親に叱られるのを恐れて言い出せなかったが、すぐにバレてしまい、11月4日に母親が派出所へ事件を届け出た。

一方、それとほぼ同時進行で星くん宅でもゴタゴタがあった。11月2日朝、洗濯をしていた母親が1枚のキャッシュカードを発見。問い質すが、星くんはきちんと答えようとしない。腹を立てた母親が星くんを叩くと、「同級生のもの」「学校の校門付近で拾った」と口を割り、前日には800元(約13,500円)を引き出して玩具とお菓子を購入したことも白状した。

これに驚いた母親はその場で叱りつけてキャッシュカードを没収したが、暗証番号も合わせて聞き出した。そして、洗濯を終えるとすぐに銀行に向かい残額を確認。すると、そこには4万元(約67万円)超のお金が残っていることが判明。これに目がくらんでしまった星くんの母親は、その日のうちに数回に分けて2万元(約34万円)の現金を引き出し、翌日も別のATMなどで数回に分けてお金を引き出してしまったという。

キャッシュカードの持ち主である藩くんの母親が警察に届け出たこともあり、事件が明るみになることを恐れた星くんの母親は最終的に自首を選択。起訴され、後悔の念を示しているという。

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