頭に電極繋がれたデップ後ろ姿、「トランセンデンス」ポスター解禁。

2014/03/04 06:01 Written by Narinari.com編集部

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「インセプション」のクリストファー・ノーラン製作総指揮のもと、ジョニー・デップほか豪華なキャストが集結したの近未来SF超大作「トランセンデンス」。その日本版オリジナルポスタービジュアルが、3月4日に解禁された。

今回公開されたポスタービジュアルは、ジョニー・デップ演じる科学者ウィル・キャスターの後ろ姿。意識を持つスーパーコンピューター“PINN”を開発研究していたウィルだが、反テクノロジーの過激派組織“R.I.F.T.”の凶弾に倒れる。妻のエブリンは彼の頭脳を電子シグナルとして“PINN”へアップロードするため、瀕死のウィルの頭に電極を付け、そこから伸び束となったワイヤーを“PINN”の核へつなぐのだった。

それは自我を持った超頭脳の誕生であり、“人を、世界を、超越する”想像できない進化が始まる。まさにその瞬間を描いた近未来SFを象徴するポスタービジュアルだ。軍事機密、金融、政治から個人情報まで、あらゆる情報を手に入れ、超高速の処理能力で化学反応を引き起こす男。もはや彼は、神なのか――。

今回、久々に“白塗り封印”と話題のジョニー・デップだが、先日もメイクアップアーティスト&ヘアスタイリスト組合(MUAHS)から賞を贈られ、「メイクアップ・アーティストの素晴らしい力を借りて新しい役に挑んでいる」と語ったように、数々のキャラクターを演じてきた彼ならではの姿は、近未来の世界にさらなるリアリティを与え、全く想像できない世界へと導いてくれることは間違いない。なお、ポスタービジュアルではスキンヘッドのような状態に見えるが、頭を剃っているわけではなく、撮影用に制作されたカツラを使用しているという。

本作でウィルが研究する“トランセンデンス”とは人工知能が人間の知性を超える現象のこと。一般には“シンギュラリティ”とも呼ばれ、実際の研究開発の中で実現する可能性を秘めている。これが現実のものとなると、人類はテクノロジーと融合し、生物を超越する存在に。老化はおろか、死すらも克服してしまうとさえ考えられ、それは遅くとも40年以内に実現すると予測する人もいる。その概念は、ビル・ゲイツやグーグルのラリー・ペイジにも影響を与え、2008年にはシンギュラリティ大学なるものも設立。NASAが協力し、グーグルなども出資を行っている。

映画「トランセンデンス」は、6月28日(土)全国超拡大公開。

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