海老蔵が洋画吹替えに初挑戦、出演者1人&セリフ4つだけの米話題作。

2014/02/28 06:57 Written by Narinari.com編集部

このエントリーをはてなブックマークに追加


歌舞伎俳優の市川海老蔵(36歳)が、3月14日公開の映画「オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜」日本語吹替え版で名優ロバート・レッドフォードの声を担当することになり、2月27日、公開アフレコが行われた。海老蔵は今回が洋画吹替え初挑戦となるが、出演者はレッドフォードただ1人、セリフは4つだけという、異例の作品だ。

本作は、広大な海に一人取り残された男が、すべてを失い、大自然と向き合い、孤独と戦いながら、大切な者の存在に気づき、生きる希望を持ち続ける様を描く感動作。舞台は大海原で、登場人物はただ一人。セリフもほとんど無い世界で展開するドラマは、“人はなぜ生きるのか”と深く問いかける。主演は半世紀以上にわたってハリウッドの第一線で活躍し続けるロバート・レッドフォード。1人きりの演技にも関わらず、1秒も気を抜けない緊張感とリアリティを感じさせる迫真の演技には、世界中から称賛を集めている。

今回、初めてのアフレコに戸惑いながらもレッドフォード演じる主人公の気持ちを心を込めて読み上げ、スタッフから「初めてとは思えない!」という声が上がるほど迫真の演技を見せた海老蔵。収録を終えると、「初めてのアフレコで難しかったです。耳で英語を聞きながら、日本語で話すのって結構大変でした」と初体験の感想を語った。

本作については「映画は見終った後、家族を大切に思える映画でした。家族のためならどんなことも出来るんだって思いました。孤独な状況に置かれたからこそ、痛感する“生き抜くこと”“家族を想う気持ち”、そして“男のたくましさ”、すごく感じましたね。いい作品でした。ぜひ劇場で観てもらいたいです」とアピールした。

作品にように、自身がもし漂流したら……との問いには「僕がもし漂流したら防水のスマホを持って行きます! ハマっているブログしたら誰か気づいてくれそうだし(笑)」と周囲を笑わせ、「家族って生きるべき力が増えますね。いつも感謝しています。もし自分が主人公と同じ状況になって、漂流しても家族の為に一生懸命生きようとするんじゃないかな」とも。

また、愛娘についても触れ、「今日は休みだったので、このお仕事をしたのですが、娘に出かけるときに『歌舞伎?』『歌舞伎?』って言われて(笑)。『歌舞伎ならついて行く』って言ったんです(笑)」「昨日もアンパンマンのDVDと、勘三郎兄さんのDVDどっちがいい? っていったら勘三郎兄さんのDVDを選らんだので、血ですかね(笑)」と目尻を下げた。

映画「オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜」は3月14日、TOHOシネマズシャンテ、新宿シネマカリテほか全国公開。

TOPへ戻る
このエントリーをはてなブックマークに追加

Copyright © Narinari.com. All rights reserved.