「永遠の0」が史上初の400万部、「ONE PIECE」も超え前人未踏の記録。

2014/02/21 03:42 Written by Narinari.com編集部

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1月27日付けで累積売上376.5万部を記録し、尾田栄一郎「ONE PIECE 61」(集英社)を破り、オリコン“本”全部門(BOOK[総合]部門、文庫部門、コミック部門)を通じての歴代1位となった百田尚樹「永遠の0」(2009年7月15日発売・講談社)が、今週2月24日付けのオリコン“本”ランキングでまたも大記録を打ち立てた。今週で累積売上が402.7万部となり、同社のランキングが始まって以来、史上初の400万部を突破したのだ。

昨年12月に公開された同名映画の大ヒットが今年に入ってからも続き、本作のセールスに加速を付けている。それまでは歴代上位3作品の中で唯一、週間売上10万部を超えたことのない作品であり、長い期間をかけて着実にセールスを伸ばしてきた本作が、映画公開直前週の2013年12月23日付け週間ランキングで10.4万部を売り上げ、初の10万超えを記録すると、そこから2014年1月13日付けまで4週連続で10万部以上を売り上げた。

また、300万部突破の2013年12月9日付けから約2か月半で100万部を売り上げており、本作としては最短記録を更新している。

「永遠の0」は、第2次大戦時、臆病者と罵られながら「妻との約束のために生きて帰る」と言い続け、特攻で命を落とした一人の零戦乗りの生涯を、その孫が終戦60年目の夏に辿る物語。

映画は、公開から8週連続で1位を獲得。最新週では惜しくも1位を逃したがそれでも2位となったうえ、観客動員数600万人、興収は75億円を突破するなど、人気に翳りは見られない。書籍もこの勢いに乗って、まだまだ売り上げを伸ばしそうだ。

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