おばさんと子供が席奪い合い、負けたおばさんは子供の上に座り対抗。

2014/02/20 13:59 Written by Narinari.com編集部

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中国の地下鉄やバスではしばしば熾烈な座席争いが繰り広げられることがあるが、ときにそれが発端となった“恥ずかしい出来事”がニュースを賑わすこともある。今回報じられたのは、公共バスを舞台に発生した大人と子どもによる席の奪い合い。目撃したネットユーザーの話によれば、子どもに座席を奪われた60歳ほどの女性は、腹いせに子どもの膝の上に座り、子どもの両親との間で言い争いになったという。

この一件は2月7日、ある微博(中国版ツイッター)ユーザーの投稿で発覚した。ユーザーはその日の午後、湖北省十堰市の人民広場駅から公共バス17番路線に乗車。すると車内では何人かの乗客が激しい座席争いを繰り広げていた。

ユーザーが注意深く見ていると、どうやらひとつの座席を巡り、乗客同士のいざこざがあった様子。近くにいた別の乗客に話を聞いたところ、人民広場駅から乗車した60歳ほどの女性と4歳前後の子どもが座席の奪い合いを繰り広げ、それに敗れた女性は腹いせに子どもの膝の上に座ったそうだ。そして、子どもの両親と女性の間で言い争いが勃発。車内は騒然となった。

双方には言い分があり、子どもの母親が「子どもが先に座ったのに、膝の上に座るなんてやりすぎです」と女性を批判すれば、女性は女性で「自分は年寄り、この子には教養がない、老人に席を譲らないなんて!」と反撃。「席を譲らなかったとしても、子どもの膝の上に座るなんて間違っています!」とそれぞれ非を認めなかったという。それでもほかの乗客が子ども側についたことから、女性は「余計なおせっかいをしないでちょうだい!」と捨てセリフを吐いて下車してしまったそうだ。

この出来事はメディアでも報じられ、ネットユーザーからは「女性のやり方には賛成できない。年寄り風を吹かせないで欲しい」「乗客は高齢者に座席を譲るべきだが、無理強いするのはおかしい」「先日、子どもが転ぶと危ないと言って、老人から座席を譲られました。とても心が温まる出来事だった」「互いを尊重する気持ちがあればこんなトラブルは起こらないはず」などと、さまざまな意見が出ている。

また、当日バスを運転していた女性職員は今回の一件が実際にあったことを認め、「この街では席の譲り合いが当たり前のように行われており、そうした環境が女性の態度にあらわれてしまったのでは」と騒動が起きた背景を述べた。

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