女子高吹奏楽部の初CDが快挙、グラミー受賞作抑えクラシック部門1位。

2014/02/18 04:00 Written by Narinari.com編集部

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福岡の精華女子高等学校吹奏楽部のデビューアルバム「熱血!ブラバン少女」(2月12日発売・エスエムイーレコーズ)が発売初週で0.2万枚を売り上げ、2月24日付けのオリコン週間総合アルバムランキング(集計期間:2月10日〜16日)で初登場25位を獲得した。

同日付クラシック部門では、日本人バイオリニスト・五嶋みどりが参加したアルバムで、先月27日開催の「第56回グラミー賞」で最優秀クラシカル・コンペンディアム賞を受賞したことでも話題になった、エッシェンバッハ(クリストフ)「パウル・ヒンデミット:作品集」(昨年8月発売・総合90位)を抑え、初登場で首位に。メジャーレーベルからのデビュー自体、現役女子高生の吹奏楽部としては世界的に見ても異例と言える中、今回はさらにデビュー作でいきなりの部門首位を獲得する快挙となった。

1978年に創部され、現在約150人の部員からなる同高校の吹奏楽部は、名物顧問・藤重佳久先生の熱血指導の下、全日本吹奏楽コンクールで9回(うち7回連続)金賞を受賞、全日本マーチングコンテストでは参加した15回すべてで金賞を獲得するなど、輝かしい成績を誇る名門バンド。高い演奏力にレコード会社のプロデューサーが感銘を受け、メジャーデビューを提案、学校側も快諾し、12日にCDデビューを果たした。

本作「熱血!ブラバン少女」には、昨年の全日本コンクール高校の部で演奏した「フェスティバル・バリエーションズ」や1964年の東京五輪開会式で演奏された「オリンピックマーチ」「オリンピック東京大会ファンファーレ」のほか、オリジナル曲を含む全17曲収録。収録は、地元・福岡県春日市文化センタースプリングホールにてほぼすべてが1発録りで行われた。

なお、今週付けの総合アルバムランキングでは、上記の「熱血!ブラバン少女」のほか、学生による関連アルバムがTOP50内に計3作ランクイン。千葉県立幕張総合高等学校合唱団「桜コーラス」(昨年2月発売・日本コロムビア)が前週の163位から36位に急上昇し、発売以来初のTOP100入り。大阪スクールオブミュージック高等専修学校の授業の一環として誕生した生徒からなるアイドルプロジェクト・SO.ON projectの1stアルバム「卒業アルバム2014 〜夢のPiece〜」(2月12日発売・大阪スクールオブミュージック高等専修学校)は初登場49位を獲得した。

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