先日、ボローニャFCのイタリア代表MFアレッサンドロ・ディアマンティと契約して世界の注目を集めた昨季ACLの覇者・広州恒大。同チームは現在、3月のリーグ開幕およびACL初戦に向けて着々と準備を進めている最中だが、ここに来て今季の胸スポンサーが発表された。それが、広州とACLグループリーグで対戦する横浜F・マリノスのメインスポンサーでもある“日産”。契約額は1億元(約17億円)とも報じられており、“金満クラブ”として名高い広州がますます勢いを増すことになるかもしれない。
中国のスポーツメディア騰訊体育などによると、今回のスポンサー契約は日産の現地合弁会社、東風汽車有限公司のいち事業部である東風日産乗用車公司との間で締結されたもの。東風日産は自主ブランド「ヴェヌーシア(啓辰)」を展開しており、今季広州のユニフォームの胸にはそのブランドロゴマークが掲出されることになる。ちなみに、契約額は1億元(約17億円)とも報じられており、そのうち8,000万元(約13億5,000万円)はキャッシュで支払われるそうだ。
この報道に先立ち、国営通信会社の中国電信も広州の胸スポンサーに名乗りを上げ、6,000万元(約10億円)を提示していたと報じられていたが、広州がACLで優勝を果たし、クラブワールドカップに出場したことなどからスポンサー料が高騰。最終的に東風日産との間で今回の大型契約がまとまったものと見られている。
広州と言えば、2月25日から始まるACLグループリーグで横浜F・マリノスと同組。広州のユニフォームの胸に“日産”の文字は掲げられないものの、日中“日産対決”という視点で試合を観戦するのも面白いかもしれない。