ドラクエMのガチャ問題で謝罪「状況を重大に受け止め体制を見直し」。

2014/02/07 03:11 Written by Narinari.com編集部

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スクウェア・エニックスのスマートフォン向けタイトル「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」における“ガチャ問題”について、同作の柴貴正プロデューサーが2月6日、一連の騒動について謝罪した。

柴プロデューサーは6日夜、公式サイトに「【重要】プロデューサーレター」と題する文書を公開。問題となっている「まほうの地図ふくびき」(ガチャ)について「皆様にご不便をお掛けしておりますこと、なにより、運営に対して不信感を与えてしまった現状を深くお詫び申し上げます」と謝罪した。

その上で、同作は「適切なゲーム難易度も含めたゲーム性を楽しんでいただくことを目標に設計いたしました。このコンセプトのもとに、たとえ有償ジェム(※編集部注:ゲーム内通貨のこと)を購入しなくても十分にお楽しみいただけるよう、ゲームバランスを調整しております」と説明。しかし、そうしたコンセプトのもとサービスをリリースしたものの、「現在、コンセプト通りにサービスの提供が行われているとは言い難い状況である」ことは、運営サイドとしてもしっかり認識しているという。

今後については「より明確に皆様にお伝えできますよう、不十分な箇所を修正し、どなた様にも楽しんでいただけるサービスやコンテンツの追加を目指してまいります」とのこと。そのために、「有償ジェムを利用しなくても楽しめるコンテンツを拡充すること、同時に『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズならではの、『自分の好きなモンスターで最強のPTを作りたい!』という遊びを実現できるよう、我々運営・開発チーム全員一丸となって、今後とも尽力いたします」と約束している。

そして「運営面では度重なる不具合により、大変なご迷惑をお掛けしており、申し訳ご座いません」と改めて謝罪し、「運営・開発チームでは、これらの状況を重大に受け止め、今後ご不便をお掛けしないよう、運営体制、開発体制、デバッグ体制の見直しを進めております」としている。

「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」は1月23日にサービスを開始。リリース4日間で100万ダウンロード、11日間で200万ダウンロードを突破した。今回の問題はサービス開始当初から「まほうの地図ふくびき」で良いモンスターの出る確率が低すぎるとの批判の声が上がり、また、「まほうの地図ふくびき」の画面上に現れるイラストがガチャの確率と異なる虚偽・不当表示ではないかとの指摘が相次ぎ、2ちゃんねるなどで炎上状態になっていた。

こうした状況に、スクウェア・エニックスは、仕様の変更などを目的に「まほうの地図ふくびき」の提供を一時停止。仕様変更前に「まほうの地図ふくびき」を利用したユーザーには「金の地図ふくびき」1回につき500ジェム(=500円分)、「銀の地図ふくびき」1回につき200サポートポイントを“返金”することを決め、ガチャの提供割合を明記することや、内容見直し、デザイン変更などを発表している。

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