「ホビット」イケメン親子緊迫、レゴラス父の無表情ブチギレ映像解禁。

2014/02/06 10:48 Written by Narinari.com編集部

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J.R.R.トールキンによる伝説の冒険小説「ホビットの冒険」を完全映画化するエピック・ファンタジー・アドベンチャー「ホビット」シリーズ。その第2章「ホビット 竜に奪われた王国」の日本公開(2月28日より)を前に、闇の森のエルフの王“スランドゥイル”と、その息子で王国の警備を担当している“レゴラス”が、1匹のオークを尋問にかける、緊迫感溢れる本編映像が解禁となった(//www.youtube.com/watch?v=iphMUv9BJ8c)。

今回スランドゥイルを演じたのは、米国人俳優のリー・ペイス。リーは演じたスランドゥイルについて「彼は危険だけれど、邪悪というわけではない。この上もなく美しいが、心は冷たくて固い。まるでダイヤモンドだね。鋭敏な感受性を持ち合わせているんだ」と、自身の役柄を分析している。

リーは2006年公開の「落下の王国」で初主演を務め、その演技力にピーター・ジャクソン監督をはじめとする製作陣は感心し、スランドゥイルという重要な役どころを任せられるかどうかを確認するためだけに、ニューヨークまで出向いたという驚きのエピソードがあった。

この難しく重要な役どころについて、ジャクソン監督は「エルフの配役は個性を形容しがたいから難しいんだ。不老不死であると同時に、人生の酸いも甘いもかみ分けている……エルフを演じる俳優には、そんな存在感が必要なんだ。リーは全ての条件をクリアしていたよ」と評している。

そして「ロード・オブ・ザ・リング」三部作に登場し、オーランド・ブルームが演じたことにより、一躍人気となったエルフのレゴラス。オーランドはおよそ10年ぶりに弓を取ることに喜び、光栄に感じたと言う。「あの作品は僕にとって貴重な経験だった。だから、この舞台、この役に戻ってくることができて本当に嬉しい。何よりも嬉しかったのは当時の衣装が今でも着られたことだね」。

このレゴラスの再登場を喜んだのは、ファンだけではない。製作・脚本を務めたフラン・ウォルシュもまた、大好きなキャラクターに再会できたような感激を覚えたそうだ。「オーランドを久しぶりに迎えて、レゴラスを演じてもらうなんて夢のようです。私たちの愛するキャラクターが中つ国に帰ってきた……それはデジャブ現象を体験したような気分でした」と語る。

またオーランドは、原作のファンも抱えているかもしれない、レゴラスが「ホビット」でどのような立ち位置を占めるのか不安を感じていたことを明かす。しかし、森の王国や13人のドワーフとの接点が分かって納得できたという。「スタッフ一同が原作のファンを尊重している。だからピーター、フラン、フィリッパが突拍子もないストーリーを思いつくわけはないんだ。今回の『ホビット』のレゴラスが、『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスに成長していく過程が分かるし、その歴史がダイナミックに描かれているんだ」と自信を覗かせた。

原作ファンの期待を裏切ることなく描かれた本作は、壮大なスケールと革新的な映像で、あらゆる世代が楽しめるアクション・アドベンチャーに仕上がった。感動巨編の全貌が、ついにこの春、明かされる。

映画「ホビット 竜に奪われた王国」は2月28日(金)新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。


☆「ホビット 竜に奪われた王国」ストーリー

それは「ロード・オブ・ザ・リング」の60年前――。小さくて臆病なホビット族のビルボが、危険に満ちた冒険に乗り出した。旅の仲間は魔法使いのガンダルフと13人のドワーフたち。目的は、一頭で一国を滅ぼすと伝えられる恐ろしい竜から、奪われた王国を取り戻すこと――。だが、竜の棲む山を目指す彼らを、オーク族最強の首領やどう猛な魔狼たちとの激しい戦いが待っていた。果たして彼らは、奪われた王国を竜から取り返すことができるのか。

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