息子そっくりな等身大ケーキ、出来映えに満足も切り分けるときに…。

2014/02/02 15:09 Written by Narinari.com編集部

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先日、英国のある女性は誕生日を迎える4歳の息子に喜んでもらいたいと、“特別なケーキ”をケーキ屋に注文した。それは、そのお店だからこそお願いできた等身大のバースデーケーキで、贈られた息子も大喜びしていたそうだ。

英紙バーミンガム・メールなどによると、息子の等身大ケーキを作ってもらおうと考えたのは、バーミンガム近郊の街キングス・ノートンに住む23歳のシャンテル・ローズさん。先日、彼女の息子アルフィーくんが4歳の誕生日を迎えるにあたり、彼を溺愛する母は、近くの街ウォルソールで「Tasty Cakes」というケーキ屋を営むララ・クラークさんに特別なケーキの注文を出した。母が求めたのは、息子に似せた等身大のバースデーケーキ。そして、クラークさんにお願いしたのには理由があった。

なぜなら、クラークさんは人やキャラクターに似せたケーキを作る名人だったから。昨年、プロアマ合わせて150人の職人が集まった英国のケーキコンテストに90時間かけて作ったという、高さ約165センチの映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の主人公ジャック・スパロウのケーキを出品し、見事優勝に輝いたほどの腕の持ち主だったのだ。そんな彼女はアルフィーくんの等身大ケーキの依頼を引き受けると、写真をもとに製作に取り掛かった。

体の基礎としたのは、積み重ねたチョコレートのスポンジケーキ。クラークさんは、まず13時間かけて1枚ずつ、12枚のスポンジケーキを焼き上げたという。そして、重ねたスポンジを削って体の形になるよう整えると、小麦粉や砂糖で周りをコーティングして色を付け、3日がかりで隣に彼が大好きなサルが寄り添ったアルフィーくんの等身大ケーキが完成。ただ、「写真から立体的なものにするのは難しかった」「一番時間がかかったのは頭の部分を削り出す作業」という彼女の話を聞くと、とにかく等身大ケーキ作りは大変な作業の連続だったことは間違いない。

しかし、クラークさん渾身のケーキは確実に依頼主を満足させたようで、一目見て「ケーキには見えなかった」ほど見事な出来栄えに魅了されたというローズさん。集まった皆で食べようとケーキを切り分けようとした時には、「息子の頭を切り落とすようで」変な感覚に陥りながらナイフを入れたという。

店のFacebookには、ケーキと並ぶアルフィーくんの写真なども紹介されており、同じような服を着て笑顔を浮かべている姿を見ると、母からのプレゼントに彼も大喜びしていたようだ。

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