映像ソフトの売上額1位はSME、キングレコードは前年比180.2%で躍進。

2014/01/31 04:01 Written by Narinari.com編集部

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オリコンは1月31日、2013年の映像ソフト市場の動向をまとめた「年間映像ソフトマーケットレポート」を発表した。メーカー別では、ソニー・ミュージックエンタテインメントが6年連続首位を獲得。最も大きい伸び率を示したのはキングレコードで、前年比180.2%を記録している。

6年連続首位のソニー・ミュージックエンタテインメントは、映像ソフト売上額の6割以上を傘下のアニメレーベル・アニプレックスが占めており、その他の音楽レーベルと合わせ、映像ソフト売上の2大ジャンルであるアニメと音楽の両方にまたがる総合力が強みとなった。

以下、2位はエイベックス・グループ・ホールディングス、3位はバンダイビジュアルで、1〜3位までは前年と同順位。ただし、1位と2位は前年よりも売上は減少している反面、3〜10位はすべて前年の売上額を上回っており、2013年はこれら3位以下のメーカーの健闘が映像ソフト売上額の前年比100%クリアを支えた形となる。

このうち、前年比180.2%と最も大きい伸び率を示し、前年9位から4位に上昇したキングレコードは、前年同様にももいろクローバーZや水樹奈々などの音楽アーティストの映像作品に加え、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q〜」「魔法少女リリカルなのはThe MOVIE 2nd A's」「うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVE2000%」などアニメ作品にヒットが出たことが大きく貢献した。

また、その次に伸び率の大きい前年比163.4%のポニーキャニオンは、「ONE PIECE FILM Z」「進撃の巨人」などのアニメ作品が大ヒットし、前年10位から6位に上昇。音楽の映像作品も大きく伸びた。

フジテレビジョンは「踊る大捜査線THE FINAL 新たなる希望」「BAVE HEARTS 海猿」と映画作品がヒットしただけでなく、バラエティ番組「めちゃ×2 イケてるッ!」のDVD化作品も売上に大きく貢献し、前年14位から9位にトップテン入り。前年11位から10位に同じくトップテン入りした20世紀フォックスホームエンターテイメントでは、映画「007/スカイフォール」のBD作品のヒットが大きく功を奏した。

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